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J-GLOBAL ID:201302284384490452   整理番号:13A0321354

更新茶園におけるナガチャコガネ成虫による新芽の食害

著者 (2件):
資料名:
号: 114  ページ: 73-78  発行年: 2012年12月31日 
JST資料番号: G0753A  ISSN: 0366-6190  CODEN: CHKHB9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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チャにおけるナガチャコガネの被害は,幼虫による根の食害のみが問題視されていたが,2012年6月~7月に静岡県内で成虫によって新芽が食害される被害が発生した。ここでは,筆者らが観察した更新茶園におけるナガチャコガネ成虫による新芽の被害状況について報告した。成虫の高密度区と低密度区に枠をおき,枠内の被害芽数を数えるとともに,夜間,枝に止まっている雌成虫数を計数した。また,1枚の圃場について夜間に交尾中の雌雄成虫を徹底的に捕獲して除去し,その後,その圃場と成虫を捕獲しなかった隣接圃場の新芽の生育状況を観察した。その結果,高密度区ではほとんどの新芽が食害されていたのに対して,低密度区では比較的被害が少なかった。また,成虫を徹底除去した圃場ではその後枝葉の旺盛な生育が見られたが,成虫を捕獲しなかった圃場では,被害芽が見られ,新梢は繁茂していなかった。一番茶芽の被害低減に有効とされる夏季のかん水では成虫による直接被害は防げないため,成虫をターゲットとした新たな防除方法の開発が望まれる。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の病虫害防除一般  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  し好料作物 
引用文献 (7件):
  • 1) 刑部 勝(1986):チャを加害するナガチャコガネの生態. 植物防疫, 40, 271-273.
  • 2) 山本 篤(1989):ナガチャコガネのチャにおける発生生態と防除. 植物防疫, 43, 647-650.
  • 3) 多田茂男(1990):ナガチャコガネの生態と本種の飛翔筋多型に関する研究. 静岡大学農学研究科・修士論文, pp.1-49.
  • 4) 本間健平(2003):日本農業害虫大辞典. 全国農村教育協会, p659.
  • 5) Nishigaki J. (1988) Feeding habit of the Yellowish Elongate Chafer, Heptophylla picea Motschulsky (Coleoptera: Scarabaeidae) on tea plant leaves. Appl. Entomol. Zool. 23, No.3, 362-364.
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