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J-GLOBAL ID：201302288288880555   整理番号：13A0980076

江戸・東京と水辺 関東大震災,戦災からの復興と水辺

著者 (1件)： 越澤明 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 104  号： 6  ページ： 16-19  発行年： 2013年06月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 関東大震災,戦災からの復興と水辺について論じた。大火災の延焼防止と避難・救護の場所として,墨田公園・山下公園が復興局により設計・施工された。墨田川には,十大橋梁がかけられた。橋詰め広場は,帝都復興事業の都市計画における独特の特色である。水運を重視し,既存の11本の河川運河が拡幅された。戦災復興事業を怠った負の遺産は,河川水路の埋め立てである。埋め立てた河川運河跡地を民間に売却した。この「都市計画河川埋め立て」は,都市計画制度が悪用された異常な事例として,後世の歴史の記録に警告として残すべきである。東京オリンピック前後に建設された首都高速道路は既存の公園,河川を徹底的に転用した。都心環状線の廃止・撤去と築地川の水路を完全復活させる方が地域の資産価値を高める。

シソーラス用語： *都市計画 ,  *運河 ,  *埋立 ,  水路 ,  *水辺 ,  都市計画法 ,  建築基準法 ,  港湾都市 ,  遊歩道 ,  ウォーターフロント ,  耐震性 ,  都市政策 ,  土地区画整理
準シソーラス用語： GHQ ,  オープンスペース ,  ネットワーク化 ,  延焼防止 ,  瓦礫 ,  関東大震災 ,  区画整理 ,  公共空間 ,  資産価値 ,  首都高速道路 ,  重要文化財 ,  水運 ,  水辺空間 ,  戦災 ,  都市計画事業 ,  都市計画道路 ,  道路法 ,  木造密集市街地 ,  緑地帯

分類 (2件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  景観  (RD04010N)

引用文献 (2件)：

• 越澤明『東京の都市計画』岩波新書、1991年
• 越澤明『後藤新平 大震災と帝都復興』ちくま新書、2011年

タイトルに関連する用語 (6件)： 江戸 ,  東京 ,  水辺 ,  関東大震災 ,  戦災 ,  復興