抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論では,TOGA以前のENSOの描写から始め,TOGA期間中に発達した観測網によるデータや,その後の発展により明らかとなったENSO像を示すとともに,観測網維持など今後の問題点にも言及した。最初に,夜明け前:TOGA以前として,大気と海洋の現象から相互作用へ,1982/83年のエルニーニョを記述し,次に,TOGA:熱帯観測網の確立では,赤道波動と遅延振動子理論の実証,局所的な大気海洋間相互作用とCOARE計画を記述し,更に,その後の発展では,recharge-discharge理論の裏付け,長期変動の観測及び観測とモデルとの融合を記述し,最後に,日はまた昇る:新たなるENSO研究へで最近の研究に触れ,終りに,観測網の維持と発展,多国間連携を中心とした新たな国際的枠組みが求められている事を述べた。