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J-GLOBAL ID：201302289842977376   整理番号：13A1201589

ベトナム国Nhue川における水・物質収支の検討

著者 (6件)： 高木彩乃 (京大) ,  原田英典 (京大) ,  藤井滋穂 (京大) ,  GIANG Pham Huong (京大) ,  LIEN Nguyen Pham Hong (ハノイ理工科大) ,  HAI Huynh Trung (ハノイ理工科大)
資料名： 環境衛生工学研究  (Environmental & Sanitary Engineering Research)
巻： 27  号： 3  ページ： 91-94  発行年： 2013年07月10日 
JST資料番号： L0092A  ISSN： 0913-7025  CODEN： KAKKEQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,水質汚濁の進むNhue川の水環境を把握し,多種多様な生活レベルやインフラ整備条件を持った対象流域において,周辺環境が水質に及ぼす影響について評価することを目的とした。具体的には,Nhue川本流及び主要な支川を含む計14地点で流量・水質調査を実施し,Nhue川の水環境の把握を試みた。また,本河川上流から下流の一部区間で連続的に水質測定を行った。本研究の結果,得られた結論を次に示した。1)Nhue川の水質は,紅河から取水した直後に悪化し,ほとんどの地点でベトナムの水質基準を上回る数値を示した。生活廃水とNhue河河川水の水質比較を行った結果,その要因は都市部から直接もしくは腐敗層を通じて流入する生活廃水であることが示唆された。2)ハノイ市は低勾配地域に位置しており,周辺河川や水門の開閉による水の流出入の影響により,流向及び流量が日によって大きく変化することが分かった。3)Nhue河本流の流量及び汚濁負荷量は流下に伴い増加することが分かったが,下流の農村部では河川水の流出も推計された。これは河川水が灌漑用水として利用されていることに起因すると考えられた。

シソーラス用語： 河川 ,  ベトナム社会主義共和国 ,  *水質 ,  負荷 ,  流量 ,  河川汚濁 ,  水質試験 ,  TOC【炭素】 ,  窒素 ,  リン ,  大腸菌 ,  大腸菌群 ,  家庭汚水 ,  水質汚濁物質 ,  都市 ,  市街地 ,  農村
準シソーラス用語： Nhue川 ,  ハノイ市 ,  汚濁負荷 ,  *河川水質 ,  全リン ,  全窒素

分類 (4件)： 河川汚濁  (SB02020F) ,  水質調査測定一般  (SB02060X) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

タイトルに関連する用語 (3件)： ベトナム ,  水 ,  物質収支