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J-GLOBAL ID：201302294645894870   整理番号：13A0762717

富山県における森林土木用材の耐久性(その2)-野外で9年間経過したスギ小径丸棒の強度的劣化-

著者 (3件)： 柴和宏 (富山木研) ,  長谷川益夫 (富山木研) ,  栗崎宏 (富山木研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 63rd  ページ： ROMBUNNO.N28-P-PM13  発行年： 2013年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富山県において森林土木構造物に利用する間伐材の耐久性を検討するために,ACQ防腐処理したスギ小径丸棒について,研究所内の敷地で9年間野外設置したところ,目視による被害度は平均値で1.3であったが,腐朽により破壊に至ったものが14%あった。また,曲げ強さについては,34%がスギ無等級材の基準強度を下回っていた。一方,9年及び10年経過した氷見市棚懸地内を調査したところ,9年経過の箇所では腐朽は軽微であったが,10年経過の箇所では,目視による被害度で2以上の部材が約4割あり,9年間の野外設置の試験結果を踏まえると工種機能の面で耐用限界を達していると考えられたが,施工地内の植栽木が,積雪の影響を脱し5m程度まで成育しており,木製構造物の機能を代替し森林土木利用の当初の目的である森林造成が可能であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *スギ ,  *土木構造物 ,  *土木材料 ,  *耐久性 ,  評価 ,  *劣化 ,  木材防腐剤 ,  防腐処理 ,  調査 ,  曲げ強さ ,  *木材性質 ,  老朽化
準シソーラス用語： ACQ ,  強度評価 ,  野外調査

分類 (2件)： 建築物の維持・管理  (RB01020X) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (7件)： 富山 ,  森林 ,  土木 ,  野外 ,  スギ ,  小径 ,  丸棒