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J-GLOBAL ID:201302294748314197   整理番号:13A0026475

理科教育における生命観の男女差と地域差に関する研究

Study on the Sex Differences and Regional Differences of the Idea of Life in Science Education
著者 (2件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 359-368  発行年: 2012年11月30日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,男女や地域による生命観の違いを明らかにすることを目的とする。筆者らが開発及び改良した生命観測定尺度を用いて,小学校6年生,中学校2年生を対象に,生命観を構成する生物概念及び生命概念の各下位概念に含まれる項目平均値を下位尺度得点として求めた。その結果,次のことが明らかとなった。1。生命観には男女間で,両学年の「アニミズム」「命」の数値は女子の方が男子に比べて有意に高く,都市部に住む中学校2年生並びに農村部に住む両学年で女子の方が男子に比べて「命」の数値は有意に高くなるという差がみられた。また,中学校2年生では,女子の方が男子に比べて有意に高い得点を示す下位概念の数が多くなるという差がみられた。2。生命観には地域間で,都市部の方が農村部に比べて有意に高い得点を示した下位概念を含む上位概念は,小学校6年生では生命概念であり,中学校2年生では生物概念であるという差が見られた。両学年の男子では,都市部の方が農村部に比べて「機械論」の数値が有意に高いという差がみられ,地域を取り巻く環境の差が要因になっていると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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生物科学一般 
引用文献 (15件):
  • 1)文部科学省:「小学校学習指導要領解説理科編」,2008,大日本図書株式会社 文部科学省:「中学校学習指導要領解説理科編」,2008,大日本図書株式会社
  • 2)産経新聞大阪社会部:「「死」の教科書~なぜ人を殺してはいけないのか~」,pp. 10-46,2008,扶桑社新書
  • 3)例えば,警察庁生活安全局少年課:「少年非行等の概要(平成19年1~12月)」,p. 6, 26, 2008 毎日新聞の記事より抜粋 2000. 8. 14大分県一家6人殺傷事件15歳 2003. 7. 2長崎12歳男子中学生による男児誘拐殺人事件 2004. 6. 1佐世保市小学6年女児が同級生の女子の首をカッターナイフで切りつけ殺害 2005. 10. 19大阪府中学1年生による母親殺害 2006. 8. 28稚内高1母親殺害 2006. 6. 7京都母親殺害中1男女
  • 4)玉井正明・玉井康之:「少年の凶悪犯罪・問題行動はなぜ起きるのか-事件から学ぶ学校・家庭・地域の役割とネットワークづくり-」,pp. 2-19, 133-134, 2002,ぎょうせい
  • 5)鈴木 誠:「理科キーワード第14回「生命概念」」,理科の教育,Vol. 55, No. 7,通巻648号,p. 35, 2006,東洋館出版社 根本和成:「理科の学習指導と生命観の教育」,日本理科教育学会編,理科の教育,Vol. 36, No. 4,通巻第417号,pp. 16-17, 1987,東洋館出版社
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