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J-GLOBAL ID：201302295299177526   整理番号：13A0048169

アート型五配位ゲルマニウムと鉄原子間の結合を有するアニオン性鉄錯体

Anionic Iron Complexes with a Bond between an Ate-Type Pentacoordinated Germanium and an Iron Atom

著者 (10件)： KANO Naokazu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YOSHINARI Naohito (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SHIBATA Yusuke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MIYACHI Mariko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KAWASHIMA Takayuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ENOMOTO Masaya (Tokyo Univ. Sci., Tokyo, JPN) ,  OKAZAWA Atsushi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOJIMA Norimichi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  GUO Jing-Dong (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAGASE Shigeru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Organometallics  (Organometallics)
巻： 31  号： 23  ページ： 8059-8062  発行年： 2012年12月10日 
JST資料番号： E0965A  ISSN： 0276-7333  CODEN： ORGND7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2組の二座配位子(-C₆H₃-4-CH₃-2-C(CF₃)₂O-)を有するスピロゲルマンとNa⁺[Fe(Cp)(CO)₂]^-との反応により,アート型五配位ゲルマニウム(IV)配位子を有する初めてのアニオン性鉄(0)錯体を合成した。X線結晶構造解析の結果,ゲルマニウムおよび鉄原子はそれぞれ三方両錘型およびピアノ脚型幾何構造を取っていることがわかった。錯体は中程度の富電子鉄中心を有し,ゲルマニウム配位子とZ型相互作用を取っていた。鉄からπ^*(CO)軌道へのπ逆供与は強力であった。ゲルマニウム配位子は嵩高で,Ge-Fe結合は酸化により解裂した。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  ゲルマニウム錯体 ,  多核錯体 ,  有機ゲルマニウム化合物 ,  結晶構造 ,  カルボニル錯体 ,  フェロセン誘導体 ,  スピロ化合物 ,  錯体生成
準シソーラス用語： アート型錯体 ,  錯体合成 ,  ヘテロ金属錯体

分類 (1件)： 鉄の錯体  (CE01091H)

物質索引 (1件)： 3,3,3′,3′-テトラキス(トリフルオロメチル)-5,5′-ジメチル-1,1′-スピロビ[1-ゲルマ-2-オキサインダン]

タイトルに関連する用語 (6件)： アート ,  ゲルマニウム ,  鉄 ,  原子 ,  アニオン性 ,  鉄錯体