抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高齢者の転倒事故は,深刻な結果となる場合がある。転倒防止の1つ方法は,立位バランス能力の向上である。我々は,足底に閾値下振動刺激によって立位バランス能力が向上することを既に報告している。しかし,足底への刺激では,刺激装置が損傷する可能性がある。本研究の目的は,下腿の骨突出物に閾値下振動刺激の立位バランス能力への影響を評価することである。刺激点は,第5中足骨粗面,舟状骨粗面,外果,内果,腓骨頭である。実験は,6種類の条件(刺激なし,5か所個別刺激)で,各条件で5回行った。刺激強度は,振動を感じる強度の90%に設定した。被験者は,健康男性5人である。被験者には,10秒間閉目で右足片脚立位をさせた。その間,足圧中心(CFP)を測定した。立位バランス能力は,CFP軌跡面積とCFP軌跡長で評価した。内踝,舟状骨粗面,第5中足骨粗面への刺激は,立位バランスを向上させた。(著者抄録)