特許
J-GLOBAL ID:201303021418222730

移動対象追跡装置、移動対象追跡方法及び移動対象追跡プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 三好 秀和 ,  勝 治人
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-316812
公開番号(公開出願番号):特開2010-141668
特許番号:特許第4879257号
出願日: 2008年12月12日
公開日(公表日): 2010年06月24日
請求項(抜粋):
【請求項1】 マルコフ連鎖を用いて移動対象を追跡する移動対象追跡装置において、 少なくとも2つの移動対象が撮影された映像を時系列な複数の画像フレームとして記憶する記憶手段と、 前記画像フレームを前記記憶手段から読み出して、前記2つの移動対象をそれぞれ示した2つの追跡指標の現在状態を解析する解析手段と、 前記2つの移動対象の動きが正規分布に従うものとして、前記2つの追跡指標の次状態Xt+1,iを、Xt+1,i/Xt,i=Xt,i+[Δx,Δy,Δw,Δh,Δr](但し、Xt,iは、追跡指標iを楕円モデル(x,yを中心座標成分、wを短径成分、hを長径成分、rを水平軸からの回転角度成分とする)とした際の現在状態であり、[Δx,Δy,Δw,Δh,Δr]は、[N(0,σx2),N(0,σy2),N(0,σw2),N(0,σh2),N(0,σr2)](N()の()内は(ave,dev)であり、平均値aveと分散値devを持つ正規分布関数である)であり、[]は、加算対象である複数の成分変数をグループ化する記号であり、右辺は、Xt,iの各成分に対して[]内の各成分変数をそれぞれ加算することを意味する)を用いて仮推定する仮推定手段と、 仮推定された前記次状態における2つの追跡指標が重複する確率をゼロ又は非ゼロで表す式を用いて計算した値がゼロである場合には、当該2つの追跡指標は重複していないと判定し、非ゼロの場合には、重複していると判定する判定手段と、 重複していないと判定された場合には、仮推定された前記次状態を前記2つの追跡指標の次状態とし、重複していると判定された場合には、仮推定された一方の追跡指標の次状態の値を他方の追跡指標の次状態の値で入れ替えて前記2つの追跡指標の次状態とする本推定手段と、 当該次状態に対する次確率分布と前記現在状態に対する現在確率分布とを前記画像フレームの画像濃淡値を用いて解析し、当該現在確率分布に対する当該次確率分布の比率を受容率として計算し、当該受容率に基づいて当該次状態を採用するか否かを決定する状態決定手段と、を有し、 前記画像フレームの画像濃淡値は、前記移動対象である前景と当該移動対象でない背景との2値で表現されるものであって、 前記次確率分布は、前記前景と前記次状態の追跡指標との重複率と、前記背景と当該次状態の追跡指標との重複率とに基づいて求められ、前記現在確率分布は、前記前景と前記現在状態の追跡指標との重複率と、前記背景と当該現在状態の追跡指標との重複率とに基づいて求められることを特徴とする移動対象追跡装置。
IPC (2件):
H04N 7/18 ( 200 6.01) ,  G06T 7/20 ( 200 6.01)
FI (3件):
H04N 7/18 D ,  H04N 7/18 K ,  G06T 7/20 Z
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (2件)

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