特許
J-GLOBAL ID:201303071256365114

フロー制御方法とシステムおよびプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 特許業務法人太陽国際特許事務所 ,  中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  福田 浩志 ,  佐久間 顕治 ,  大古 奈奈
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-037442
公開番号(公開出願番号):特開2010-193334
特許番号:特許第5036743号
出願日: 2009年02月20日
公開日(公表日): 2010年09月02日
請求項(抜粋):
【請求項1】 通信網の入口にある境界ノードにおいてユーザフロー毎にトラヒックを監視し、該監視の結果に応じてパケットヘッダにタギングをし、通信網の内部に位置する各内部ノードは、タギングの有無とそのときの輻輳状況に応じてパケットの選択廃棄・優先制御を実施して、各フローのパケット転送レートを制御することでフロー制御を行う際に、 上記境界ノードは、各フローに対して許可レートを与え、該許可レートを超えて転送されているパケットにタギングをし、各フローの許可レートをフローの持続時間およびパケット転送量に応じて減少させ、 上記内部ノードは、網が輻輳した場合にはタギングされたパケットを優先的に廃棄すると共に、通信網でのトラヒック情報を測定して、接続された管理サーバに送信し、 該管理サーバは、上記内部ノードからトラヒック情報を収集し、収集したトラヒック情報を用いて、上記境界ノードが通信開始時に用いる許可レートの初期値を動的に変更するフロー制御方法であって、 上記初期レートをAR0とし、フローiの許可レートAR_iをAR_i←AR0_iに設定し、 上記境界ノードは、フローからのパケット転送量がN[byte]を越えるたびに、予め定められた係数α(0<α<1)を用いてフローiの許可レートAR_iを、AR_i←max{α1×AR_i,α2×AR0}により減少させ、 フローiからのパケットが到着したときにそのときの許可レートAR_iを超えて転送されていると判定すると該パケットをタギングし、 上記内部ノードは、リンクへの出力待ちバッファにおいてバッファ内キュー長Qを監視し、タギングされたパケットが到着すると、確率f(Q)(0<=f(Q)<=1)で該パケットを廃棄すると共に、 自身の内部ノードiに接続されるリンクjのk番目の測定区間におけるリンク使用率rho_k(I,j)を一定周期毎に測定し、 かつ、リンクjへのk番目の測定周期において、リンクjへ到着するタギングされたパケット(タグ付パケット)の到着レートt_k(I,j)[bps]を測定し、 自身の内部ノードiに接続するリンクjのリンク容量C(I,j)を用いて、タグ付割合r_k(I,j)を、r_k(I,j)=t_k(I,j)/C(I,j)により計算し、 該タグ付割合r_k(I,j)の計算結果と上記リンク使用率rho_k(I,j)の測定結果を上記管理サーバへ送信し、 上記管理サーバは、各入り側-出側エッジノードペアmを流れるフローに対する、次のk+1番目の周期に用いる初期レートAR0_k+1(m)を、下記の第1の手順で更新する ことを特徴とするフロー制御方法。 第1の手順 エッジノードペアmの経路上に存在するリンクの集合S_k(m)を用いて、j_k(m)=argmaxj∈S_k(m)rho_k(I,j)により、当該リンクの集合S_k(m)に属するリンクのうち、最もリンク使用率の高いリンクj_k(m)を求め、求めたリンクj_k(m)と、リンク使用率に対する閾値rho_th、および、タグ付割合に対する閾値r_th1,r_th2(r_th11)、ならびに目標タグ付割合r*(0rho_thで、かつ、r_k(I,j_k(m))rho_thで、かつ、r_k(I,j_k(m))>r_th2であれば、AR0_k+1(m)=AR0_k(m)×min{γ,(1-r*)/(1-r_k(I,j_k(m)))により、AR0_k+1(m)を更新する。
IPC (1件):
H04L 12/56 ( 200 6.01)
FI (1件):
H04L 12/56 200 B
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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