文献

J-GLOBAL ID：201402217074672451   整理番号：14A0681687

水田の潜在能力発揮等による農地周年有効活用技術の開発-超低コスト作物生産技術の開発-第1章 北海道畑輪作地帯 6 資材低減型緑肥作物の選定と輪作体系の開発(1)線虫密度低減機能から見た対抗植物の選定

著者 (3件)： 伊藤賢治 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  植原健人 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  臼木一英 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 504  ページ： 52-56  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PCNに対して抵抗性をもつトマト品種を発見し,抵抗性バレイショ品種と同等の,極めて高いPCN密度低減効果がある事を明らかにした。また,PCN対抗植物としてハリナスビやトマト野生種の効果を検討し,ハリナスビが安定した効果を示す事を明らかにした。ハリナスビと非寄生作物の輪作を行なえばPCN密度の90%以上低減が期待できる。キタネグサレセンチュウに対してはエンバク野生種の安定した高い効果が確認され,PCN対策あるいは肥料効果を狙った緑肥導入でやむなくキタネグサレセンチュウ好適寄主作物を導入する場合の混作にも一定の効果がある事を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： シストセンチュウ科 ,  ネグサレセンチュウ ,  *耐虫性 ,  *栽培品種 ,  ジャガイモ ,  トマト ,  ナス ,  作物育種
準シソーラス用語： ジャガイモシストセンチュウ ,  *センチュウ耐性 ,  抵抗性品種 ,  品種開発

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  線虫による植物被害  (FC04073L)

引用文献 (4件)：

• 伊藤賢治ら(2014).資材低減型緑肥作物の選定と輪作体系の開発(1)線虫密度低減機能から見た対抗植物の選定.研究成果503.
• 植原健人ら(2008).トマト品種および近縁野生種におけるジャガイモシストセンチュウ寄生程度の差異.応動昆.52:146-148.
• Taketo Uehara et al. (2010). Resistant and Susceptible Responses in Tomato to Cyst Nematode are Differentially Regulated by Salicylic Acid. Plant Cell Physiol. 51: 1524-1536.
• Taketo Uehara et al. (2011). Decrease in Globodera rostochiensis (Wollenweber) (Nematode: Heteroderidae) population density on resistant tomato cultivar in greenhouse trials. Nematological Research. 41: 41-44.

タイトルに関連する用語 (16件)： 水田 ,  潜在能力 ,  農地 ,  有効活用 ,  開発 ,  作物生産 ,  北海道 ,  畑 ,  輪作 ,  資材 ,  緑肥作物 ,  選定 ,  輪作体系 ,  線虫 ,  密度 ,  植物