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文献
J-GLOBAL ID:201402217655227289   整理番号:14A0433634

晩播・夏播き用トウモロコシ新品種「なつむすめ」の育成とその特性

著者 (4件):
資料名:
号: 61  ページ: 51-63  発行年: 2014年03月19日 
JST資料番号: Z0067A  ISSN: 1346-9177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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九州地方のトウモロコシ栽培では,南方さび病に強く,茎葉のTDN含量が高く,雌穂収量が多い晩播及び夏播き用品種の育成が求められている。本研究では,晩播・夏播用新品種として育成され,2009年に「とうもろこし農林交66号」として農林認定された新品種「なつむすめ」の育成経過と品種特性について検討した。「なつむすめ」は「Mi91」を種子親とし,「Na50」を花粉親として育成された単交雑一代雑種である。「なつむすめ」の早晩性は中生の晩に属する。晩播栽培では,茎葉と雌穂をあわせた全体の乾物収量,雌穂の乾物収量と乾物重割合が標準・比較品種よりも高く,全体のTDN含量及びTDN収量も多かった。病虫害抵抗性では,南方さび病抵抗性,ごま葉枯病抵抗性,すす紋病抵抗性は標準・比較品種よりも高いが,ワラビ-萎縮症には抵抗性が認められなかった。耐倒伏性は,晩播栽培,夏播き栽培で,標準・比較品種よりも強かった。これらの特性から,「なつむすめ」は収量,栄養価ともに高く,南方さび病抵抗性,耐倒伏性にも優れ,九州の晩播,夏播き栽培に非常に適していると考えられた。
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分類 (2件):
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畑作物一般  ,  作物の品種 
タイトルに関連する用語 (4件):
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