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J-GLOBAL ID：201402224531557929   整理番号：14A1271131

コリンリン酸-支持カリックス[4]アレーン脂質で構成されるミセル

Micelles consisting of choline phosphate-bearing Calix[4]arene lipids

著者 (7件)： FUJII Shota (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  NISHINA Koichi (Univ. Kitakyushu, Fukuoka, JPN) ,  YAMADA Shimpei (Univ. Kitakyushu, Fukuoka, JPN) ,  MOCHIZUKI Shinichi (Univ. Kitakyushu, Fukuoka, JPN) ,  OHTA Noboru (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst. (JASRI/SPring-8), Hyogo, JPN) ,  TAKAHARA Atsushi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SAKURAI Kazuo (Univ. Kitakyushu, Fukuoka, JPN)
資料名： Soft Matter  (Soft Matter)
巻： 10  号： 41  ページ： 8216-8223  発行年： 2014年11月07日 
JST資料番号： W2327A  ISSN： 1744-683X  CODEN： SMOABF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 逆リン酸化コリン(PC)構造を持つコリンリン酸(CP)を搭載するCPCaLnと表示される新たなカリックス[4]アーレンベース脂質を合成した。フィールドフローフラクショネーションと組み合わせた小角X線散乱及び多重角光散乱からこれら脂質は脂質搭載C₃及びC₆アリル末端を搭載する脂質の凝集数及び直径のそれぞれ1.9及び2.6nmを持つ単分散系ミセルを形成した。CPCaLnがフルオレセインイソチオシアナート(FITC)-搭載脂質と混合し細胞へ添加されると,強い蛍光が37°Cにて観察されたが4°Cでは観察されず,ミセルはエンドサイトーシスを通して細胞により取り上げられることを示した。CP基による高分子接着PC基の置換は細胞取込を著しく促進したが,表面電荷は中性であった。CPCaLnミセルは同一方法で細胞と相互作用するアイデアを基に,CP基を搭載するミセルはドラッグデリバリーシステムにおけるキャリアとして利用することが期待できることを示唆する。

シソーラス用語： 芳香族縮合化合物 ,  *脂質 ,  *ミセル ,  フィールドフローフラクショネーション ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  キャリア ,  小角X線散乱 ,  光散乱 ,  単分散系 ,  エンドサイトーシス ,  細胞生理 ,  取込 ,  生体輸送 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  有機硫黄化合物 ,  有機シアン化合物 ,  カリックスアレーン
準シソーラス用語： カリキサレン ,  細胞取込 ,  流動場分離法

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB06020T) ,  生物薬剤学(基礎)  (GY01021U)

物質索引 (3件)： カリックス[4]アレーン ,  コリンりん酸 ,  フルオレセインイソチオシアナート

タイトルに関連する用語 (5件)： コリンリン酸 ,  支持 ,  アレーン ,  脂質 ,  ミセル