文献

J-GLOBAL ID：201402225569663427   整理番号：14A1040701

ファインバブル最前線 マイクロバブルを用いた流動制御と船舶抵抗低減に向けたいくつかの試み

著者 (5件)： 田坂裕司 (北大 大学院工学研究院) ,  渡村友昭 (ニイガタ) ,  PARK Hyun Jin (北大 大学院工学院) ,  村井祐一 (北大 大学院工学研究院) ,  大石義彦 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 78  号： 9  ページ： 593-596  発行年： 2014年09月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の地球温暖化問題,エネルギー資源問題に関連し,CO₂排出量の大幅削減が見込まれる大型外航船舶の抵抗低減は国際的に大きな課題となっている。気泡を用いた船舶の摩擦抵抗低減技術は1970年代に芽吹き,多くの基礎研究を経て実船舶に投入されるステージヘと至っている。一方で,気泡径別の抵抗低減メカニズムが未解明であること,低減効果が不安定であること,条件によって,気泡注入動力を差し引いた正味効果が非常に小さくなることなど,問題は山積している。本稿では,マイクロバブルが持つ流れの高感度制御性に立ち戻り,その効果を調べる基礎研究成果と,船舶抵抗低減法の高効率化に向けた試みを紹介した。マイクロバブルによる渦流れの遷移遅延,周期的気泡注入による摩擦抵抗低減手法の高効率化などについて解説した。

シソーラス用語： *気泡 ,  制御 ,  流動 ,  *船舶 ,  減少 ,  地球温暖化 ,  エネルギー資源 ,  二酸化炭素 ,  排出量 ,  摩擦抵抗 ,  気泡径 ,  効果 ,  高感度 ,  可制御性 ,  効率化 ,  渦
準シソーラス用語： *マイクロバブル ,  高効率化 ,  低減効果 ,  *抵抗低減 ,  *微細気泡 ,  *流動制御

分類 (3件)： 船舶性能  (QJ02010Q) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U) ,  装置内の流れ  (XD01010Y)

引用文献 (14件)：

• McCormik, M. and R. Bhattacharyya: Exp. Naval Eng. J., 85,11-16(1973)
• 三菱重工業(MALS)(http://www.mhi.co.jp/products/detail/engineering_mals.htm)
• Ceccio,S.L.: Ann. Rev. Fluid Mech.,42,183-203(2010)
• Watamura,T. et al.: Phys. Fluids,25,054107(2013)
• Takeda,Y.ed.: Ultrasonic Doppler Velocity Profiler for Fluid Flow, Springer(2012)

タイトルに関連する用語 (6件)： ファインバブル ,  マイクロバブル ,  流動制御 ,  船舶 ,  抵抗低減 ,  試み