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J-GLOBAL ID：201402237476643173   整理番号：14A0088282

火害を受けた高強度コンクリートの物質侵入抵抗性

著者 (5件)： 小澤満津雄 (群馬大) ,  向井佑真 (岐阜大 大学院工学研究科) ,  谷辺徹 (太平洋マテリアル 開研) ,  麓隆行 (近畿大 理工) ,  小林孝一 (岐阜大 工)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 13  ページ： 495-500  発行年： 2013年11月08日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,火災等で高温履歴を受けたコンクリート部材の物質浸入抵抗性を塩分浸入抵抗性で評価した。加えて,加熱後の物質浸入抵抗性の変化とx線CT法による内部ひび割れの状況の関係を実験により検討した。なお,ここでは,火害を受けたコンクリートの塩害抵抗性の調査を目的にするものではなく塩化物をコンクリートの物質浸入抵抗性調査のトレーサーとして用いている。実験については配合,物質浸入抵抗性の計測,X線CT法による内部ひび割れの観察を示し,加熱試験の状況,蛍光X線分析結果,硝酸銀噴霧試験結果と鉄筋腐食状況,X線CT法によるひび割れについて考察している。そして加熱温度が高くなると塩化物侵入が多くなり,物質侵入抵抗性が低下すること等の知見が得られた。

シソーラス用語： *損害 ,  *高強度コンクリート ,  *抵抗 ,  火災 ,  熱履歴 ,  X線CT ,  固有X線 ,  硝酸銀 ,  噴霧 ,  腐食 ,  亀裂 ,  金属腐食
準シソーラス用語： *火害 ,  *物質侵入抵抗性 ,  蛍光X線 ,  鉄筋腐食

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  火災  (RA02020B)

引用文献 (8件)：

• 日本コンクリート工学会:コンクリートの耐火性能に関する研究委員会報告書,2012.
• 日本建築学会:建物の火害診断および補修・補強方法指針(案)・同解説,2010
• 染谷勇貴,佐藤明恵,栗原哲彦:高温加熱後のコンクリートの強度回復と塩分侵入深さの関係,コンクリート工学年次論文集,Vol.34,No.1,pp.1168-1173,2012.7
• 向井佑真,小澤満津雄,谷辺徹,小林孝一:火災劣化後のコンクリートの物質移動抵抗性に関する基礎的研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.35,No.1,pp.1147-1152,2013
• 青木優介,嶋野慶次,三好佑果,鈴木正志:硝酸銀溶液噴霧法による硬化コンクリート中への塩化物イオン侵入予測,コンクリート工学年次論文集,Vol.30,No.1,pp.759-764,2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 火害 ,  高強度コンクリート ,  物質 ,  侵入 ,  抵抗性