抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大学生の朝食状況について調査し,朝食の欠食頻度や現在の朝食内容によって,朝食改善に対する意識等に違いがあるか検討した。2012年6~10月に,本学学生を対象に質問票による自記式アンケートを実施,朝食習慣,現在の朝食状況,朝食改善のためにできることなどを尋ねた(有効回答389名)。朝食状況については,「朝食欠食,単品,単品の組み合わせ,主食・主菜または副菜,主食・主菜・副菜」の5段階(ステップ)に分類した。その結果,6割の者が習慣的に朝食を欠食しており,2~3割の者は朝食をとっていない状態で,その割合は女性より男性で高かった。朝食では,準備に時間がかからず,時間をかけずに食べられるものをとにかく何か食べるといったことを重視している者が多かった。欠食習慣がある者は,朝食改善のためにできることとして生活習慣に関する事柄を多く挙げていた。朝食を毎日とっている者では,現在のステップによってできることに違いがみられ,ステップの低い者で,朝食内容に関する事柄を挙げる者が多かった。以上のことから,生活リズムの是正と,現在の朝食状況を考慮した食教育の必要性が確認できた。(著者抄録)