抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高炉の操業を安定にかつ効率的に実施するために,高炉内の挙動をモデリングし解析する研究が多くなされている。本稿では離散要素法(DEM)を用いたモデリングの最近の研究開発動向を記した。初めに,高炉操業に対するモデル開発の経緯と近年期待されている内容について述べ,古くは1970年には1次元モデルが発表されたこと,最近では3次元モデル構築が進んでいることを示した。そして,DEMによる高炉内の粒子運動解析(DEMの特徴と高炉適用時の課題検討,高炉適用計算とその成果),DEM-CFD(計算流体力学)モデルへの展開(固気運動の同時解析,融着帯のモデル化,コークス混合装入への応用),粒子配列を考慮した充填層内伝熱反応モデル,炉下部の液流れおよび粉体の運動解析(液流れモデルの意義と従来モデル,粒子法による液流れのシミュレーション,離散的手法による粉体運動のモデル化)および今後の展望について記した。