文献

J-GLOBAL ID：201402264131261364   整理番号：14A0961169

乾燥および低温条件下での木材の異常な熱膨張挙動

Anomalous thermal expansion behaviors of wood under dry and low-temperature conditions

著者 (5件)： MIKI Tsunehisa (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Aichi, JPN) ,  SUGIMOTO Hiroyuki (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Aichi, JPN) ,  FURUTA Yuzo (Kyoto Prefectural Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIGEMATSU Ichinori (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Aichi, JPN) ,  KANAYAMA Kozo (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Aichi, JPN)
資料名： Holzforschung  (Holzforschung)
巻： 68  号： 5  ページ： 567-574  発行年： 2014年 
JST資料番号： C0119A  ISSN： 0018-3830  CODEN： HOLZAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 結晶およびガラス領域を含む高分子はガラス転移点や種々の緩和過程を示した。ガラス状態または過冷却状態での高分子の種々の特性は所定の温度で安定した状態となった。熱膨張率(CTE)を含む熱特性で,超分子構造内でのプロセス再構築によるガラス転移中で不連続性が特に現れた。温度と圧力の関数としてのCTEの三次元観察によって,材料に関連する情報の提供をもたらされた。本研究では乾燥木材の動的な熱膨張挙動を,一定の周期的加熱および冷却温度の計画に基く熱力学分析によって測定した。異常熱膨張挙動を一定の圧縮圧力化で変位を観察した。具体的には0°C以下で乾燥した木材は,線型熱膨張係数(CLTE)の大幅な増加および130°C位上の加熱によって約50°Cの急激な低下を示した。それに続く冷却加熱プロセスで,100°C以下でこれらの異常挙動はあまり顕著ではないが続き,100°C以上で消失した。CLTEは試料の温度と水分履歴に強く依存し,効果が種特異的であった。

シソーラス用語： *木材 ,  *熱膨張 ,  *温熱環境 ,  ガラス転移点 ,  緩和現象 ,  ガラス状態 ,  過冷却 ,  熱膨張係数 ,  超分子構造 ,  再構成 ,  不連続性 ,  周期変化 ,  加熱温度 ,  熱力学 ,  動的機械分析 ,  熱機械分析
準シソーラス用語： *温湿度環境 ,  緩和過程 ,  冷却温度

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 低温 ,  木材 ,  熱膨張 ,  挙動