抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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干渉した超短パルスレーザで金属薄膜ターゲットを直接加工し,単位構造がナノ寸法の一次元・二次元周期配列構造を一括作製する目的から,回折光学素子(DOE)を用いた単波長の干渉加工装置と,最近開発された多波長干渉加工装置の構成例を示し,2波長8ビームについての干渉パターンのシミュレーションを行った。このシミュレーション結果から,異なる2波長が相関する場合でも干渉パターンが形成されることを示した。SERSと呼ばれる表面に吸着した分子が示す強いRaman散乱と金属ナノ周期構造の持つ電場増強効果を組み合わせることで,金属表面吸着分子の分析能が大幅に増強される。干渉フェムト秒レーザ加工を用いたSLS(Solid-Liquid-Solid)プロセスを利用して作製した金ナノドロップアレイをピリジンのSERS測定に応用した。Raman信号強度は60倍に増大し,金ナノドロップにSER活性能があることを初めて示した。間隔が波長オーダのナノ開口を配列させた,メタマテリアルであるMHA(Metal-Hole-Array)構造を作製し,透過スペクトルに異常透過が存在することを確認した。