抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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西部北極海においてセジメントトラップにより捕集された主要カイアシ類5種(Oncaea parila,Calanus hyperboreus,Metridia longa,Paraeuchaeta glacialisおよびHeterorhabdus norvegicus)の個体群構造の季節変動を明らかにした。優占カイアシ類5種は,それぞれ種毎に個体群構造が大きく異なり,Oncaea parilaは年に2回の再生産期があることが伺われた。Calanus hyperboreusは周年を通してC6Fが卓越し,成熟および産卵中の個体は2-6月にのみ見られた。M.longaとP.glacialisの雌成体に油球蓄積と生殖腺成熟の季節性に逆位相が見られ,これは両種が蓄積した油球を用いて生殖腺成熟と産卵を行うためと考えられた。(著者抄録)