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J-GLOBAL ID:201402293342044572   整理番号:14A0274522

福島第一原発事故による森林放射能汚染調査地の土壌理化学性

Soil physicochemical properties of experimental sites in forests contaminated by radioactive materials due to the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident
著者 (5件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 75-81  発行年: 2013年12月25日 
JST資料番号: G0591A  ISSN: 0388-8673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原発事故で放出された放射性セシウム(Cs)が,森林生態系においてどのような動態をするかを予測するために,放射性Csの分布実態の調査を行っている福島県の川内村,大玉村,只見町の3カ所5プロットにおいて,土壌代表断面調査を行って土壌の理化学性を調べた。その結果,5プロットの土壌とも落葉の分解速度が速いムル型腐植タイプであり,堆積有機物層は欧米の森林に比べて少なかった。また土壌は炭素含量が高く,大半の層はpH(H2O)が5.1以下と酸性であった。塩基交換容量(CEC)は高く,交換性塩基含量は全般に少なかったが,最表層は適量の交換性Kを含んでいた。すべてのプロットが16-24%の粘土を含んでおり,土性は埴壌土(CL),微砂質埴壌土(SiCL),砂質埴壌土(SCL)であった。本調査地の堆積有機物層は分解が早いことから,堆積有機物中の放射性Csは短期間に土壌に移動すると推定された。土壌は有機物が多く酸性であるが,粘土含有量や交換性K濃度から,放射性Csは土壌に固定されて,樹木に移行しやすい条件にはないことが示された。(著者抄録)
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分類 (4件):
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原子力一般  ,  土壌学一般  ,  生態系  ,  森林生物学一般 
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