抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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k-IBDDは,k段のレイヤーを持つ分岐プログラムであり,各レイヤーがOBDD(順序付き二分決定図)となっている。本稿では,k-IBDD充足可能性問題(以下,k-IBDD SAT)を考える。k-IBDD SATとは,与えられたk-IBDDが1を出力するような変数割当が存在するかどうかを判定する問題である。本問題に対して,n変数,poly(n)ノードのk-IBDD SATを高々poly(n)・2
A(A=n-n
B,B=1/2
k-1)時間で解く多項式領域アルゴリズムが知られている。ここで,poly(n)はnの多項式を表す。本稿では,n変数,cnノードのk-IBDD SATを高々poly(n)・2
(1-μ(c))n時間で解く指数領域アルゴリズムを与える。ここで,μ(c)=Ω(1/X)(X=(log c)
Y-1,Y=2
k-1)である。我々のアルゴリズムは既存のアルゴリズムを拡張することで線形サイズのk-IBDDに対して2
n時間より指数的な高速化を達成している。(著者抄録)