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J-GLOBAL ID：201502207497611656   整理番号：15A0898726

電磁探査調査により測定した津波被害を受けた水田の塩分濃度の変化

著者 (6件)： 山本清仁 (岩手大 農) ,  小林晃 (関西大 環境都市工) ,  原科幸爾 (岩手大 農) ,  倉島栄一 (岩手大 農) ,  武藤由子 (岩手大 農) ,  塚田泰博 (安藤・間)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 83  号： 8  ページ： 671-676  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波被災水田において電磁探査と電気探査,地下水位調査および地下水と表土電気伝導度計測を行い,電磁探査による地中塩分濃度測定の有効性を検討した。調査地は岩手県陸前高田市小友町の水田であり,広田半島の付け根に位置し,東西の海より津波が押し寄せた地域である。その結果,電磁探査結果より,深さ1m以上の地中の塩分は消失したと推定されたが,一部の表土においては塩分が残留していると推定された。また,電気探査と比べて電磁探査は,表層の電気伝導度を良好に捉えることができ,広範囲を短時間で計測できる作業性をあわせて考えると,水田の塩分濃度分布を把握する場合において電磁探査は有用であると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  *水田 ,  *電磁法探査 ,  電気探査 ,  電気伝導率 ,  地下水位 ,  *塩分 ,  表土 ,  脱塩
準シソーラス用語： *津波被災水田 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  陸前高田市

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  土壌汚染  (FB04100T)

引用文献 (5件)：

• 小西尚俊: 電磁探査法(EM法), 土と基礎 51(2), pp.41~42 (2003)
• 光畑裕司: 電磁探査法による海岸平野における高塩分地下水調査-九十九里浜平野における例-, 地学雑誌 115(3), pp.416~424 (2006)
• 冠 秀昭,関矢博幸,遊佐隆洋,大谷隆二: 電磁探査法による津波浸水農地の土壌電気伝導度迅速調査法, 土壌の物理性 121, pp.19~28 (2012)
• Mitsuhata, Y. , Uchida, T. , Matsuo, K. , Marui, A. and Kusunose, K. Various-scale electromagnetic investigations of high-salinity zones in a coastal plain, Geophysics 71, pp .B167~B173 (2006)
• 物理探査学会: 図解物理探査, 物理探査学会, p.63 (1989)

タイトルに関連する用語 (5件)： 電磁探査 ,  調査 ,  津波被害 ,  水田 ,  塩分濃度