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J-GLOBAL ID:201502208701988914   整理番号:15A1219256

木部汁液における長距離移動性ペプチドの同定のための包括的戦略

A comprehensive strategy for identifying long-distance mobile peptides in xylem sap
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 611-620  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高等植物における,分泌ペプチド媒介器官間コミュニケーションに関する認識が増えてきている。木部汁液ペプチドミクスは,長距離移動性ペプチドの同定のための,効率的だが困難な方法である。本研究で著者らは,HPLC分離を有するo-クロロフェノール抽出併用した,簡単な,ゲルフリー精製システムを開発した。このシステムを用いて,著者らは1つまたはそれ以上の翻訳後修飾を受けているダイズ木部汁液滲出液から,7個のオリゴペプチドを上手く同定した。それはグリコシル化,硫酸化および/またはヒドロキシル化である。RNA配列決定および定量的PCR分析から,ペプチド-コード化遺伝子が複数の組織で発現していることが示された。著者らはさらに,単一アミノ酸置換を持つ遺伝子-コード化ペプチドを用いて,7個のペプチドのうちの4個に関する長距離トランスロケーションを解析した。そして,これら4個のペプチドが有望な根から苗条移動性オリゴペプチドであると同定した。プロモーター-GUS解析から,全4個のペプチド-コード化遺伝子が,根内皮の内部組織において発現したことが示された。さらに,著者らはこれらのペプチド-コード化遺伝子のいくつかは,生物および/または非生物ストレス因子に応答することを発見した。これらの結果は,著者らの精製システムが内因性小型ペプチドの効率的同定のための包括的方法を示し,また高等植物が根から苗条へのシグナル伝達において,多様なペプチドを利用しているというコンセプトを強めるものであることを示した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  細胞生理一般  ,  生化学的分析法 

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