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J-GLOBAL ID：201502213189346010   整理番号：15A0498983

気候変動-未来選択に向けて 気候変動にともなう風水害の将来変化予測の現状について

著者 (4件)： 森信人 (京大 防災研) ,  中北英一 (京大 防災研) ,  竹見哲也 (京大 防災研) ,  立川康人 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 環境情報科学  (Journal of Environmental Information Science)
巻： 44  号： 1  ページ： 12-17  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： S0805A  ISSN： 0389-6633  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動に伴う風水害の将来予測について,IPCC第五次評価報告書において,議論されている内容を中心に概説すると共に,現在行われている影響評価の取り組みについて,特に日本国内の動向と研究成果について説明した。風水害として,台風,高潮・高波,梅雨・台風による豪雨,および,洪水について取り上げた。日本の風水害については,主に台風と梅雨によってもたらされる場合がほとんどであり,これらの極端な気象が,将来どの程度変化するのかを予測することが重要と考えられた。しかしながら,第五次評価報告書においては,台風および梅雨の定量的な将来変化については,合意が得られていないため,今後,台風および梅雨に関連した風水害の影響評価の研究が求められることが示唆された。

シソーラス用語： 気候変動 ,  *予測 ,  *自然災害 ,  国際会議 ,  報告書 ,  評価 ,  業績評価 ,  台風 ,  高潮 ,  波浪 ,  梅雨 ,  豪雨 ,  洪水
準シソーラス用語： 気候変動シナリオ ,  *風水害 ,  *将来予測 ,  気候変動に関する政府間パネル ,  気候変動に関する政府間パネル第五次評価報告書 ,  影響評価 ,  研究成果 ,  高波 ,  定量的評価

分類 (1件)： 気候学,気候変動  (DC05140T)

引用文献 (13件)：

• Duong, D. T., Tachikawa, Y., and Yorozu, K. (2014) River discharge changes in the Indochina Peninsula region projected sing MRI-AGCM and MIROC5. Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1(Hydraulic Engineering), 70 (4), I_115-I_120.
• Hanson, S., R. Nicholls, N. Ranger, S. Hallegatte, J. Dorfee-Morlot, C. Herweijer, and J. Chateau (2011) A global ranking of port cities with high exposure to climate extremes. Climatic Change, 104 (1), 89-111.
• Hirabayashi, Y., R. Mahendran, S. Koirala, L. Konoshima, D. Yamazaki, S. Watanabe and S. Kanae (2013) Global flood risk under climate change. Nature Climate Change, 3, 816-821.
• IPCC WG1 (2013) Long-term Climate Change: Projections, Commitments and Irreversibility, Chapter 12. Cambridge University Press, UK.
• IPCC WG1 (2013) Sea Level Change, Chapter 13. Cambridge University Press, UK.

タイトルに関連する用語 (6件)： 気候変動 ,  未来 ,  風水害 ,  将来 ,  予測 ,  現状