抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農林水産省より農業水利施設の機能保全の手引きが制定され,農業水利施設のストックマネジメントが本格的に導入された。これにより,全国的に共通の健全度指標を用いて機能診断調査が実施されている。一方,ストックマネジメントが実施されている中で,劣化の主要因抽出の過程で情報が欠落するおそれがある等,いくつかの課題も明らかとなってきた。本稿では,現在の施設状態評価表をそのまま活用する新たな健全度評価方法を提案する。提案する方法では,施設の状態を数値による連続指標で表し,施設全体としての状態は各評価項目の加重和として表現する。これにより,各評価項目の優先度の明確化や劣化の主要因の検討等にも活用できる。また,施設の評価が数値で表現されるため,数学的手法の適用が可能となり,様々な活用が可能となるなど,拡張性を得られる。(著者抄録)