抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モモの平成9年~24年の品種別栽培面積を表に示す。この間面積は減少しているが,上位4品種で面積の半分以上を占める構成に変わりない。他の品種では「大久保」は激減,「なつっこ」「まどか」が増加している。家計調査から家庭におけるモモの支出金額をみると,地域別では東北,四国で多く,九州・沖縄で少ない。世帯・世代別では高齢世帯で多く,若年世帯で少ない。特に34歳以下の単身男性世帯で極端に少ない。同じ家計調査からモモへの支出はケーキと変わらない。好きな果物のアンケートでモモは全体で3位,若年層では2位と人気は高い。人気と消費にギャップがあり,需要と供給のミスマッチが考えられる。モモの普及を進めるためには,極早生,晩生などの「果実の提供期間を拡大できる品種」,九州などの「温暖な地域で栽培可能な早生品種」,機能性成分を含むなど「健康に貢献できる品種」,カットフルーツ向けなど「若年層への供給機会を創出できる品種」といった特徴を持つ品種が必要である。