抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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微小な粉粒体を凝集,合体させたり,大粒子の回りに小粒子を付着させたりして目的に適した形態の粉粒体を作る装置である。化学,窯業,医薬,食品などの分野でそれぞれ独特の造粒方法が使われている。身近な最終製品では,顆粒剤や錠剤の薬,インスタントコーヒー,ペットフードなどで,それぞれの用途に適した形状になっている。工業分野においても,粉体材料をハンドリング,反応,成形,溶融,焼結などの工程での操作性や品質向上のために中間処理として造粒する。粒径が小さいと,粒子表面が活性となり粒子同士の付着力が大きくなり,その結果流動性が悪くなり輸送や貯槽からの排出が困難になる。微粒子間の結合力を高めるために結合剤(バインダ)を添加する場合もある。本稿では,造粒メカニズム,造粒装置,造粒操作などについて解説した。