文献
J-GLOBAL ID:201502262271159181   整理番号:15A0744426

2011年東日本大震災に伴う人間被害の激甚性 既往地震群との対比でみる死者発生の年令等依存性

Severity of Mortality in the 2011 East Japan Giant Earthquake Age-dependency in Comparison with Past Major Earthquakes
著者 (2件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 2.11-2.24 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0217A  ISSN: 1884-6246  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
この研究の発端は乳幼児・高令者が災害弱者と総称されている一方で、その実態が判然としないままとなっていることに疑問を持ったことにある。この疑問解消への手始めとして、いくつかの地震・津波襲来時の死者発生状況について年令区分別に詳しく調べた。その結果、主な出現パターンが4種類あることが判った。すなわち、通例のように横軸を年令軸、縦軸を死亡率とする座標上でみると、英語大文字のU字型、J字型で代表される年令依存性の高いもの2種類と、年令依存性のほとんどないFlat型のもの2種類である。Flat型の一つは死亡率が低く年令依存性が現れるには至らないもの(Flow)、他の一つは被災域のほぼ全員が死亡という極端ケース(Fextreme)である。こういった整理の中で、2011年東日本大震災に伴う死者がJ字型パターンをなすことを確かめた。次に、各パターンの形成と推移関係について考察した。考慮したのは入力側で地震動(津波)強度、発生年代・時間帯等であり、受け手の側としては被災域がもつハード・ソフト両面の防災対応力の強弱に加えて人間自身がもつ行動能力の年令等依存性である。その結果、死亡率を左右するものとしては、入力側の強度が特に大きいが、受け手側の諸特性によるところも大きく、出現形態は多様である。すなわち、死亡率は先ずFlow型で始まり、防災知識・対応力が「無」の場合U字型となり、一方「有」の場合はJ字型となる。しかし、入力がさらに強くなるとU字型は勿論、J字型も最悪の場合にはFextreme型へ移行する恐れがある。こういった分析結果は防災対策、特に死者の低減を考える際に不可欠な基本知見となる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害 

前のページに戻る