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J-GLOBAL ID：201502265980170996   整理番号：15A0527748

自動化した大学間高精細遠隔講義システムの構築と5年間の運用での課題

著者 (2件)： 櫻田武嗣 (東京農工大) ,  萩原洋一 (東京農工大)
資料名： 情報処理学会デジタルプラクティス(Web)  (Journal of Digital Practices (Web))
巻： 6  号： 1  ページ： 61-69 (WEB ONLY)  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： U0569A  ISSN： 2188-4390  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は全国の国立大学法人の連合農学研究科を結ぶシステムとして,HD(High-Definition)の遠隔講義システムを構築し,2009年から運用を開始した。本システムはネットワークを用いて遠隔制御を行うことで自動化を行い,あらかじめ予約をするだけで全国の大学を結んで遠隔講義が可能である。これまで遠隔講義やテレビ会議を利用してこなかった方々にも利用が進んでおり,すでに運用は5年を経過している。本論文ではシステムの自動化にあたって考慮した点や実際の構築について述べるだけでなく,複数組織にまたがったシステムの構築,運用を行う中で得たさまざまな知見について述べる。今後は機器だけでなくネットワークに関してもマニュアル等に載っていないノウハウなどの情報を含めて集積し,運用をよりスムーズにしていく必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *遠隔教育 ,  *計算機網 ,  自動化 ,  協調作業 ,  コミュニケーション ,  大学 ,  映像 ,  分解能 ,  計算機システム開発 ,  計算機システム運用管理 ,  農学 ,  遠隔制御 ,  実証実験
準シソーラス用語： *コンピュータネットワーク ,  *遠隔講義 ,  高精細映像 ,  大学間連携

分類 (2件)： CAI  (JE09000G) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (7件)：

• 近藤喜美夫:衛星による大学間コラボレーションシステム (SCSの開発と評価, NIME研究報告第18号,ISSN 1880-2192, メディア教育開発センター (2006).
• 田中一郎,堀井祐介,高畠勝之:北陸地区双方向遠隔授業システム試行運用から見えてきたこと,PC カンファレンス2006 (2006).
• 長谷川忍:リアルタイム型遠隔講義におけるデザインパターン,システム技術分科会,サイエンティフィック・システム研究会 (2007).
• 長谷川忍,但馬陽一,二ツ寺政友,安藤敏也:多様なメディアを利用した同期型遠隔講義環境の構築・実践,メディア教育研究,メディア教育開発センター,Vol.2,No.2,pp.79-91 (2006).
• 杉浦一徳,小川晃通,中村 修,村井 純:民生用DVを用いたインターネットビデオ会議システム,情報処理 ,Vol.40, No7,通巻413号,pp.698-702,(一社)情報処理学会 (1999).

タイトルに関連する用語 (5件)： 自動化 ,  大学 ,  遠隔講義 ,  構築 ,  運用