文献
J-GLOBAL ID:201502279344798714   整理番号:15A0156896

人間工学国際規格(ISO)とその最新動向(6)-アクセシブルデザイン関連規格と日本の貢献-

著者 (2件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 319-325  発行年: 2014年12月15日 
JST資料番号: S0258A  ISSN: 0549-4974  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本特集では,人間工学におけるアクセシブルデザイン関連の国際規格化動向と日本の貢献について紹介する。ISOにおけるアクセシブルデザインのスタートは2000年の政策宣言(ISO/IEC Policy Statement)に遡る。この引き金となったのが1998年の消費者政策委員会(COPOLCO)であり,日本の関係者が高齢者の問題を訴え,その結果WGが設立された。このように,ISO/1ECの政策宣言やGuide 71はすべてCOPOLCOから,日本の呼びかけから,生まれたものであり,TC159「人間工学」におけるアクセシブルデザインの活動は,ISO/IEC Guide 71の制定を受けてスタートした。現在TC159の中にはアクセシブルデザインに関するワーキンググループ(WG)が3つある。1)TC159/WG2「特別な要求のある人々のための人間工学;2)SC5/WG5「特別な要求のある人々のための物理環境」;3)SC4/WG10「消費生活用製品のアクセシブルデザイン」である。制定された規格体系は,3階層で構成され,Guide 71がトップに位置する指針としてあり,その下に具体的技術指針としてTR22411があり,最下層に個別規格がある。さらに,規格書に加えて「高齢者・障害者の感覚特性データベース」があり,アクセシブルデザイン技術を普及させる新しい手段となることを期待されている。規格を作成しただけでは,世の中に普及していくとは限らないし,利用者が自分に適した製品を見つけるのも容易でない。これらの課題を解決するために,アクセシブルデザイン製品の認証制度の構築に向けた検討が行われている。アクセシブルデザイン規格に適合した製品に認証マーク等を付与し,その認証番号をもとにインターネット上でデータベース検索をすると,その製品の仕様の詳細(アクセシビリティに係るどのような配慮がなされているか等)が引き出され,購入者が商品選択の参考にすることができる,という仕組みである。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
人間機械系  ,  技術の標準化・規格 
引用文献 (4件):
  • 1) ISO/IEC Guide 71, Guidelines for standards developers to address the needs of older persons and persons with disabilities, 2001.
  • 2) ISO/IEC Policy statement, Addressing the needs of older persons and people with disabilities in standardization work, 2000.
  • 3) ISO/TR 22411, Ergonomics data and guidelines for the application of ISO/IEC Guide 71 to products and services to address the needs of older persons and persons with disabilities, 2008.
  • 4)独立行政法人産業技術総合研究所:高齢者・障害者の感覚特性データベース, http://scdb.db.aist.go.jp/,(accessed 2014-11-28).

前のページに戻る