抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究はアリューシャン渦の存在海域でのアリューシャン渦の海表面の一次生産への影響を評価する。2002年7月から2014年4月の月平均の1/8度海面一次生産量(NPP)と1/4度海面高度偏差(SLA)を用いて,各月の対象海域全体及び1/4度格子ごとにSLAとNPPAに相互相関検定を行った。対象海域全体におけるSLAとNPPAを比較すると,6月に有意な正相関があり,外洋域の多くの格子で有意な正相関が見られた。当範囲では2008年に高気圧性渦が存在し,渦の中心付近でNPPが周辺よりも高かった。渦の存在海域での長期間データの正相関は,渦が存在し,生産が高いことに起因する可能性があるが,これは渦の状態や履歴によって変動することも示唆される。(著者抄録)