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J-GLOBAL ID:201502293108714049   整理番号:15A0568536

実空間物に対する仮想エージェントの所有表現における表情の有効性

Effectiveness of Ownership Expression for Real-world Objects by Facial Expression of Virtual Agent
著者 (3件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 411-419 (WEB ONLY)  発行年: 2015年01月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「物の所有」は老若何女問わず我々が持つ基本的な概念である。所有とは,ある物体を自分のものとして持つと同時に,その物体を自らの占有状態に保つために,自分以外の人物に対して排他性を持たせるものである。この排他性を他者に意識させ,自らの所有を主張する行動が所有表現である。所有や使用の権利の調整には利害がともない,所有表現はそれらの感情表出をともなって所有意思の伝達が行われる。擬人化エージェントに所有の概念を与えたり,擬人化エージェントが物を所有していることを人間に伝えたりする適切な表現についての試みはこれまで行われていない。我々は,表現モダリティのうち表情に着目し,所有の段階を,未所有状態,所有維持状態,所有放棄状態,未所有の状態において自らの所有欲求「欲しい」を示す所有欲求状態の4つに分け,表情変化の違いによって,エージェントの異なる所有状態を表現することが可能であるかを検証した。その結果,人間がエージェントの前に置かれた物を取ろうとしたときのエージェントの怒りの表情はエージェントの所有状態「私の物」を,未インタラクション状態における表情は所有放棄状態「いらない」をそれぞれ表現していると解釈された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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人間機械系 
引用文献 (27件):
  • Cunningham, S.J. and Turk, D.J.: Yours or mine? Ownership and memory, Consciousness and Cognition, Vol.17, No.1, pp.312-318 (2008).
  • Coventry, K.R. and Griffiths, D.: Spatial Demonstratives and Perceptual Space: Describing and remembering object location, Cognitive Psychology, Vol.69, pp.46-70 (2014).
  • 加藤雅信:「所有権」の誕生,三省堂(2001).
  • 板倉昭二:「私」はいつ生まれるか,筑摩書房(2006).
  • 山本登志哉:乳幼児の所有形態とその変化:観察結果の分類・記述の試み,日本教育心理学会総会発表論文集(28),発達234,pp.86-87(1986).
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