特許
J-GLOBAL ID:201503009427237401

アノード触媒の設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 岡本 寛之 ,  宇田 新一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-045640
公開番号(公開出願番号):特開2015-170535
出願日: 2014年03月07日
公開日(公表日): 2015年09月28日
要約:
【課題】ヒドラジンの分解を抑制できるアノード触媒を、短時間および低コストで設計することができるアノード触媒の設計方法を提供すること。【解決手段】第一原理計算により、アノード触媒の表面構造のエネルギーやヒドラジンのエネルギーなどを求めることによって、ヒドラジンを燃料とする燃料電池の燃料側電極に用いられるアノード触媒を設計する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ヒドラジンを燃料とする燃料電池の燃料側電極に用いられるアノード触媒を、第一原理計算によって設計する方法であって、 (1) アノード触媒の表面構造の原子配置を決定し、アノード触媒の表面にヒドラジン分子が吸着した状態の原子配置を計算する工程、 (2) 前記(1)における計算結果に基づいて、アノード触媒の表面構造の総エネルギーと、ヒドラジン分子の総エネルギーと、表面にヒドラジン分子が吸着した状態のアノード触媒の総エネルギーとを計算する工程、 (3) 前記(2)における計算結果に基づいて、アノード触媒の表面構造の総エネルギー、および、ヒドラジン分子の総エネルギーの和と、表面にヒドラジン分子が吸着した状態のアノード触媒の総エネルギーとを比較する工程、 (4) 前記(3)において、表面にヒドラジン分子が吸着した状態のアノード触媒の総エネルギーが、アノード触媒の表面構造の総エネルギー、および、ヒドラジン分子の総エネルギーの和よりも、小さかった場合に、 表面でヒドラジン分子のN-N結合が解離した状態のアノード触媒の総エネルギーを計算する工程、 (5) 前記(4)における計算結果に基づいて、表面にヒドラジン分子が吸着した状態のアノード触媒の総エネルギーと、表面でヒドラジン分子のN-N結合が解離した状態のアノード触媒の総エネルギーとを比較する工程、 (6) 前記(5)において、表面でヒドラジン分子のN-N結合が解離した状態のアノード触媒の総エネルギーが、表面にヒドラジン分子が吸着した状態のアノード触媒の総エネルギーよりも、小さかった場合に、 アノード触媒の表面でヒドラジン分子のN-N結合が解離する途中状態の原子配置を決定し、ヒドラジン分子のN-N結合が解離するための活性化エネルギーを計算する工程、および、 (7) 前記(6)における計算結果に基づいて、ヒドラジン分子のN-N結合が解離するための活性化エネルギーが0.30eVより小さいか否かを判断する工程、 を備えることを特徴とする、アノード触媒の設計方法。
IPC (2件):
H01M 4/90 ,  H01M 8/04
FI (2件):
H01M4/90 Z ,  H01M8/04 Z
Fターム (5件):
5H018AA07 ,  5H018AS02 ,  5H018EE10 ,  5H026AA08 ,  5H027AA08

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