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J-GLOBAL ID:201602202488289658   整理番号:16A0232233

ヒストンH3.5はヒトの精巣で不安定なヌクレオソームを形成して転写開始サイト付近に集積する

Histone H3.5 forms an unstable nucleosome and accumulates around transcription start sites in human testis
著者 (14件):
資料名:
巻:号: Jan  ページ: 9:2 (WEB ONLY)  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: U7028A  ISSN: 1756-8935  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:ヒトのヒストンH3.5はH3.3から進化した非対立性のH3バリアントである。H3.5のmRNAはヒトの精巣で高発現している。しかしH3.5の機能は良く理解されていなかった。結果:著者らはH3.5ヌクレオソームがH3.3ヌクレオソームより安定性が低いことを発見した。H3.5ヌクレオソームの結晶構造から,H3.5特異的なLeu103残基(H3.3のPhe104残基に相当する)がヒストンH4との疎水性相互作用を低下させることが分かった。ビトロおよび生細胞における変異解析によって,H3.5特異的なLeu103残基がH3.5ヌクレオソームの不安定性の原因であることが明らかになった。ヒトではH3.5タンパク質は精細管に存在するが,成熟した精子にはほとんど存在しない。シークエンス解析と組み合わせたクロマチン免疫沈降によって,H3.5は転写開始サイト(TSS)付近に集積していることが明らかになった。結論:H3.5についての包括的研究を行い,H3.5ヌクレオソームが不安定であること,及びヒト精巣ではTSS近傍にH3.5タンパク質が集積していることを明らかにした。不安定なH3.5ヌクレオソームは,精子形成におけるTSS近傍でのクロマチンダイナミクスと関係する役割があるものと考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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分子遺伝学一般 

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