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J-GLOBAL ID：201602215686280229   整理番号：16A0371199

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト 第2編 地球温暖化が農業分野に与える影響評価と適応技術の開発 第3章 果樹・野菜等の園芸作物及び茶における影響評価と適応技術の開発 7 野菜・花きの生産安定技術の開発(3)チャノキイロアザミウマ新系統の分布拡大要因の解明と防除技術の開発

著者 (6件)： 本多健一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研) ,  武田光能 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研) ,  飯田博之 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研) ,  広瀬拓也 (高知県農業技術セ) ,  垣内加奈子 (高知県農業技術セ) ,  土田聡 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 557  ページ： 246-248  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)現時点では,台湾,ベトナム国,沖永良部島,与論島,高知県でチャノキイロアザミウマC系統を確認したが,屋久島,千葉県,静岡県,和歌山県では確認されなかった。また,ピーマン・トウガラシ類のほかイチゴ,トルコギキョウ,マンゴーで寄生が確認された。(イ)ピーマン果実を用いたチャノキイロアザミウマC系統の累代飼育法を開発したほか,卵及び幼虫から成虫の発育零点と有効積算温度を明らかにし,アザミウマ類を捕食する天敵類(タイリクヒメハナカメムシ,スワルスキーカブリダニ)による防除の可能性を見出した。また,チャノキイロアザミウマC系統に対して高い殺虫効果が得られる薬剤を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  *チャノキイロアザミウマ ,  *地理的分布 ,  *宿主 ,  害虫 ,  害虫防除 ,  農薬耐性
準シソーラス用語： *チャノキイロアザミウマC系統 ,  *防除体系 ,  殺虫剤抵抗性

分類 (3件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  化学的防除  (FC05050X) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (6件)：

• 桐谷圭治(1997)日本産昆虫、ダニ、線虫の発育零点と有効積算温度.農環研資料.21:1-72.
• 柴尾学・田中寛(2008)大阪府におけるアザミウマ類の研究トピックス.関西病虫研報.50:61-64.
• Shibao, M. (1996) Effects of Temperature on Development of the Chillie Thrips, Scirtothrips dorsalis HOOD (Thysanoptera: Thripidae), on Grape. Appl. Entomol. Zool. 31: 81-86.
• Tatara, A. (1994) Effect of Temperature and Host Plant on the Development, Fertility and Longevity of Scirtothrips dorsalis HOOD (Thysanoptera: Thripidae). Entomol. Zool. 29: 31-37.
• ��田聡(2015)チャノキイロアザミウマC系統の特徴と診断法.植物防疫.69:28-32.

タイトルに関連する用語 (20件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  地球温暖化 ,  農業 ,  影響評価 ,  適応 ,  開発 ,  果樹 ,  野菜 ,  園芸作物 ,  茶 ,  花き ,  チャノキイロアザミウマ ,  系統 ,  分布 ,  拡大 ,  要因 ,  防除技術