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J-GLOBAL ID：201602218696939538   整理番号：16A0300223

疲労と凍害で複合劣化したRCはりの耐荷力に関する実験的評価

Experimental Investigation of Load Bearing Capacity of RC Beam under the Combined Deterioration of Fatigue Followed by Frost Damage

著者 (3件)： 林田宏 (土木研 寒地土木研) ,  佐藤靖彦 (北大 大学院工学院) ,  上田多門 (北大 大学院工学院)
資料名： 寒地土木研究所月報  (土木研究所寒地土木研究所月報)
号： 754  ページ： 2-8  発行年： 2016年03月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 1881-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地の道路橋のRC床版は,疲労と凍害との複合劣化を受け,陥没などが生じ,安全性が低下している。しかし,この複合劣化に伴うRC部材の構造性能の変化は,現段階では不明確である。そこで,安全性に影響する耐荷力と複合劣化との関係を明らかにするため,劣化種類を変えたRCはりの静的載荷試験を行った。その結果,凍害単独劣化および疲労と凍害との複合劣化を受けたRCはりの耐荷力は低下するが,引張鉄筋の降伏が先行する曲げ引張破壊形態では,既往の耐力算定式に圧縮域の強度低下を考慮することにより,耐荷力が評価できることなどが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 梁 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  耐荷力 ,  劣化 ,  疲れ ,  *凍害 ,  道路橋 ,  積雪寒冷地 ,  *曲げ試験
準シソーラス用語： *RC梁 ,  曲げ耐力 ,  *疲労 ,  *複合劣化

分類 (4件)： コンクリート橋,その他の材料を用いた橋  (RC06030U) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S) ,  疲れ一般  (HC05010H)

引用文献 (9件)：

• 例えば、三田村浩、佐藤京、本田幸一、松井繁之:道路橋RC床版上面の凍害劣化と疲労寿命への影響、構造工学論文集、Vol.55A、pp.1420-1431、2009.
• 林田宏、佐藤靖彦:凍害劣化域の大きさと位置に着目したRCはり部材の破壊性状、コンクリート工学年次論文集、Vol.34、No.1、pp.922-927、2012.
• 岸谷孝一、西澤紀昭他編:コンクリート構造物の耐久性シリーズ 疲労、技報堂出版、1987.
• コンクリート構造物のせん断耐力に対する設計法研究小委員会報告書、土木学会、2012.
• 林田宏、佐藤靖彦:凍結融解を受けたコンクリートの引張強度に関する基礎的検討、土木学会第67回年次学術講演会講演概要集、V-185、pp.369-370、2012.

タイトルに関連する用語 (7件)： 疲労 ,  凍害 ,  複合劣化 ,  RCはり ,  耐荷力 ,  実験 ,  評価