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J-GLOBAL ID:201602220541141658   整理番号:16A0197308

農業と福祉の連携の形成過程に関する研究-農業分野における障害者就労を事例として-

Analysis of the process of building cooperation between agriculture and welfare-A case of employment of people with disabilities in agriculture-
著者 (3件):
資料名:
号: 25  ページ: 1-17  発行年: 2016年01月12日 
JST資料番号: Z0168B  ISSN: 1346-700X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本稿では,農業分野における障害者就労に必要な経営要素の獲得プロセスを先進事例の分析から明らかにした。農業分野における障害者就労を本格化させている事例について,1)福祉分野の主体がそのまま進出,2)福祉分野の主体が別途主体を形成して進出,3)農業分野の主体がそのまま進出,4)農業分野の主体が別途主体を形成して進出の4事例を取り上げて分析した。それぞれを比較分析した特徴は,第1に取り組みの契機は,いずれの事例も農作業体験の実施や交流であった。そのため,初期段階では農業分野と福祉分野の主体の相互理解やマッチングを行う機会が重要である。第2に福祉分野から進出した主体は,農業分野の知見を得るため,知見を有する人材との連携体制を構築したり,新たに雇用するなどして弱点を補強していた。第3に農業分野から進出した主体は,障害者に理解のあるスタッフがいるセクションを設け,障害者をケアするなどして障害者の雇用環境を整備していた。農業分野における障害者就労を本格化させている事例では,上記のようなプロセスを経て,結果的に農業分野,福祉分野それぞれの知見や経営要素を兼ね備えた体制を構築している。その結果,農業の維持,障害者および健常者の雇用拡大といった点で農村地域の再生に寄与している。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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農業経済,農業経営 
引用文献 (20件):
  • 新井利昌(2013)「ソーシャルファームが支える農業・地域・雇用」,近藤竜良編著(2013)『農福連携による障がい者就農』創森社,94-103頁。
  • 飯田恭子・香月敏孝・吉田行郷・小林茂典・出田安利・松島浩道(2011)「福祉施設における農業分野の障害者就労の実態と課題」,日本農業経済学会『農業経済研究.別冊,日本農業経済学会論文集』64-71頁。
  • NPO法人日本セルプセンター(2014)『農林水産省「平成25年都市農村共生・対流総合対策交付金」事業 農と福祉の連携についての調査研究報告』。
  • 株式会社農業技術通信社(2014)『農業経営者』2014年2月号。
  • 近藤竜良編著(2013)『農福連携による障がい者就農』創森社。
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