文献

J-GLOBAL ID：201602221807596327   整理番号：16A0476135

フェーズドアレー気象レーダの開発

著者 (4件)： 牛尾知雄 (大阪大) ,  佐藤晋介 (情報通信研究機構) ,  高橋暢宏 (情報通信研究機構) ,  井口俊夫 (情報通信研究機構)
資料名： 通信ソサイエティマガジン  (B-Plus)
号： 37  ページ： 35-39  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： L6624A  ISSN： 1884-4863  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象現象の検知にはレーダが適している。気象用レーダはパラボラアンテナを仰角方向に変化させながら方位角方向に360度回転させる機械的走査を行うが,三次元観測には5~10分以上を要する。一方,竜巻,ゲリラ豪雨などの急激な気象変動は10~30秒と言う短時間に起こるために,機械的走査では対応しきれない。これに対して東芝,大阪大学,NICTは産学官連携プロジェクトを形成し,電子的・ソフトウェア的走査を行うXバンドのフェーズドアレー気象レーダを開発した。アンテナは128本の素子から成り,電子的に仰角0~90度を変化させる。方位角方向には機械的に回転させる。これにより三次元降雨分布を10~30秒以内で観測できる。このレーダは大阪大学吹田キャンパスおよび神戸市西区NICT構内に設置し,観測を行っている。

シソーラス用語： 気象レーダ ,  フェイズドアレイ ,  *レーダ ,  *気象観測 ,  電子ビーム走査 ,  *大気擾乱 ,  トルネード ,  集中豪雨 ,  雷雨 ,  三次元測定 ,  解析
準シソーラス用語： *フェーズドアレイレーダー ,  三次元動態解析 ,  Xバンドレーダ

分類 (2件)： レーダ  (ND13010H) ,  気象学一般  (DC05010D)

タイトルに関連する用語 (3件)： フェーズドアレー ,  気象レーダ ,  開発