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J-GLOBAL ID：201602238581694089   整理番号：16A1376384

吸着分離材のメゾスケールデザイン ソフトマター界面の秩序構造を活用するキラル医薬品/RNAの分離

著者 (2件)： 菅恵嗣 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  馬越大 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： 分離技術
巻： 46  号： 6  ページ： 357-362  発行年： 2016年11月30日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生体分子由来の医薬品は概ね親水的であり,医薬品そのものがタンパク質や遺伝子と特異的に結合する特性がある。そのためそれらの分離精製には医薬品毎に特化した分離担体の開発,特に選択性の高い分離を達成するには緻密に分離担体の表面を設計する必要がある。ソフトマター界面の大きさのスケールと秩序性に着目すると,対象分子の大きさに適した界面設計が必要である。メソスケールで秩序高いドメインを設計することで,相境界において分子認識能を向上させることができた。またリポソーム表層は液膜としてみれば分配/抽出,ドメイン表層では吸着サイトとして機能しており,ゲスト分子のサイズや表面特性に応じて柔軟に分子を認識できる可能性があった。

シソーラス用語： 軟質材料 ,  *薬物 ,  分離 ,  *リポソーム ,  *アミノ酸 ,  *吸着 ,  分子認識 ,  界面 ,  RNA【核酸】 ,  吸着剤 ,  自己組織系

分類 (2件)： 各種物理的手法  (CC01030W) ,  吸着剤  (YB03000W)

引用文献 (11件)：

• 馬越 大ら,膜,37,264(2012)
• 馬越 大,高分子,65,166(2016)
• Bui T.T. et al., Langmuir, 32 (24), 6176-6184 (2016)
• Suga K. and Umakoshi H., Langmuir, 29 (15), 4830-4838 (2013)
• Ishigami T. et al., ACS Appl. Mater. Interf., 7, 21065-21072 (2015)

タイトルに関連する用語 (10件)： 吸着分離 ,  メゾスケール ,  デザイン ,  ソフトマター ,  界面 ,  秩序構造 ,  活用 ,  キラル ,  医薬品 ,  RNA