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J-GLOBAL ID：201702224673004368   整理番号：17A1370381

初期に発生した曲げひびわれのあるRC梁の時間依存性の研究

Study on Time-Dependent Behavior of RC Beams with Flexural Cracks Generated at Early Age

著者 (2件)： Komatsu Satoshi (Institute of Urban Innovation, Yokohama National University Yokohama-shi, Kanagawa, Japan.) ,  Hosoda Akira (Institute of Urban Innovation, Yokohama National University Yokohama-shi, Kanagawa, Japan.)
資料名： Journal of Advanced Concrete Technology (Web)  (Journal of Advanced Concrete Technology (Web))
巻： 15  号： 8  ページ： 368-380(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0424A  ISSN： 1347-3913  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論では,初期に発生した曲げひびわれのあるRC梁の時間依存性変形性状を明らかにした。曲げ荷重を連続的に加え,収縮による影響,ひびわれ発生時間,そして環境条件の違いを実験によって求めた。数値解析結果を用いて合計亀裂幅を計算する方法を提案した。本研究によって,乾燥クリープによるコンクリートの収縮変形は,鉄筋に大きな引張応力を与えることが示された。特に高い圧縮応力/強度比でクリープ変形が大きい時は,セメントペーストと骨材の間のITZで微小ひびわれが発生することが数値解析から判明する。そして,圧縮鉄筋と周囲のコンクリートの間の付着が劣化し,さらに大きなクリープ変形をもたらす。初期に発生した曲げひびわれの間のコンクリートは,付着劣化が少ないので引張鉄筋の変形に伴って変形する。そして,セメントペーストと骨材の間のITZで微小ひびわれが発生することによって,付着の劣化による鉄筋の周囲の内部ひびわれの発生は防止された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *梁 ,  亀裂発生 ,  *曲げ試験 ,  引張変形 ,  圧縮変形 ,  時間依存性 ,  亀裂幅 ,  数値解析 ,  乾燥収縮 ,  *クリープ ,  セメントペースト ,  骨材 ,  遷移境界層 ,  *微小亀裂 ,  鉄筋 ,  付着力 ,  劣化 ,  応力分布

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  梁,桁  (HD03020H)

引用文献 (17件)：

• 1) An, X. (1994). “Failure analysis and evaluation of sesmic performance for reingorced concrete in shear.” Thesis (PhD), The University of Tokyo.
• 2) Goto, Y., (1971). “Cracks formed in concrete around deformed tension bars.” ACI Journal, 68(26), 244-251.
• 3) Hayashi, K., Tsubaki, T. and Hosoda, A., (2009). “Influence of internal structure of flexural crack on steel corrosion of reinforced concrete members.” Journal of JSCE, E 65(4), 577-588. (in Japanese), 7(3), 141-153.
• 4) Honda, S., Okunishi, J., Watanabe, K. and Tanimura, Y., (2013). “Influence of micro defects on compressive creep.” Proceedings of the Japan Concrete Institute, 35(1), 535-540. (in Japanese)
• 5) Ishibashi, T. and Tsuyoshi, T., (1994). “Calculation method of surface flexural crack width in RC girder.” Journal of Materials, Concrete Structures and Pavements, V-22(484), 33-40. (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (6件)： 初期 ,  曲げ ,  ひびわれ ,  RC梁 ,  時間依存性 ,  研究