抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ナノメートルオーダの大きさの単一混合液滴に着目し,混合成分の含有量が液滴の蒸発過程及び蒸発速度に与える影響を非平衡分子動力学法を用いて調査することを目的とした。ArgonとXenonから成る混合液滴を作成し,液滴中のXenon分子数を変化させ,混合液滴の蒸発速度と混合比の時間変化を調査することで,液滴中の初期Xenon分子数が多い場合,液滴蒸発中にXenon分子が残留し,蒸発速度が低下する現象が観察された。よって,初期Xenon混合比が液滴の蒸発速度変化に影響を及ぼすことが分かった。(著者抄録)