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J-GLOBAL ID：201802248976714992   整理番号：18A1339488

国頭マージ土壌の油分浄化特性と影響要因

Purification Effect of Bioremediation for Petroleum-contaminated Kunigami-maji Soil

著者 (8件)： 中野拓治 (琉球大学農学部) ,  中村真也 (琉球大学農学部) ,  松村綾子 (大成建設(株)技術センター) ,  高畑陽 (大成建設(株)技術センター) ,  崎濱秀明 ((株)南西環境研究所) ,  大城秀樹 ((株)國場組) ,  幸地優作 (琉幸建設(株)) ,  平田英次 ((有)三基土木)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 86  号： 1  ページ： I_87-I_94(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄本島北部に分布する国頭マージ土壌を用いて油汚染土壌の浄化室内試験を実施し,油汚染土壌の浄化方法の一つであるバイオレメディエーションを適用した場合の油分浄化特性と影響要因について考察した.その結果,含水比を適切に管理したうえで栄養塩を添加し,空気を通気することによって,酸性土壌である国頭マージ土壌であっても土中に存在する油分解菌によって油分が浄化されることを明らかにした.さらに,油汚染土壌内でのTPH除去作用が1次反応であると仮定して浄化効率を示すTPH除去速度係数を求め,栄養塩添加量,通気量,含水比を説明変数とする多変量解析を通じて,含水比がTPH浄化効率に与える影響が最も大きいことが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： 沖縄県 ,  土壌 ,  *油汚染 ,  *土壌浄化 ,  バイオレメディエーション ,  *屋内試験 ,  *含水量 ,  栄養塩類 ,  土壌通気度 ,  細菌 ,  炭化水素 ,  除去 ,  多変量解析
準シソーラス用語： 国頭マージ土壌 ,  油分解菌 ,  TPH

著者キーワード (10件)： 油汚染土壌 ,  バイオレメディエーション ,  浄化特性 ,  影響要因 ,  国頭マージ ,  Petroleum-contaminated soil ,  Bioremediation ,  Purification effect ,  Influence factors ,  Kunigami-maji soil

分類 (1件)： 土壌汚染  (FB04100T)

引用文献 (20件)：

• 土壌標準分析測定法委員会(2003):土壌標準分析・測定法, 博友社, 129-135.
• 藤田正憲(2001):バイオレメディエーション実用化への手引き, リアライズ社, 3-8, 41-50.
• 帆秋利洋, 大場美保, 川又 睦, 鈴木朝香, 谷口 敦(1996):石油汚染土壌における石油成分の土着微生物群による分解挙動, 第51回土木学会年次学術講演会講演概要集(部門VII), 140-141.
• 環境省中央環境審議会土壌農薬部会土壌汚染技術基準等専門委員会(2006):油汚染対策ガイドライン-鉱油類を含む土壌に起因する油臭・油膜問題への土地所有者等による対応の考え方-, 216-254.
• 軽部真起子, 珠坪一晃, 大矢俊次, 谷口 紳, 宮 晶子(2006):石油汚染土壌におけるアルカン分解菌の同定, 水環境学会誌, 29(1), 37-43.

タイトルに関連する用語 (5件)： 国頭マージ ,  土壌 ,  油分 ,  浄化 ,  影響要因