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J-GLOBAL ID：201802258157082311   整理番号：18A1777055

ピーニングによる表面欠陥を有する材料の疲労強度向上と表面欠陥の無害化

著者 (1件)： 高橋宏治 (横浜国大 大学院)
資料名： ショットピーニング技術
巻： 30  号： 3  ページ： 175-183  発行年： 2018年09月 
JST資料番号： L1943A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ショットピーニング等のピーニング技術は,主に金属材料の疲労強度を向上させる目的で使用されてきた。一方,ピーニング技術によって金属およびセラミックスの疲労強度を向上させるとともに,強度を大幅に低下させてしまうような大きな表面欠陥を無害化できることが明らかになってきている。表面欠陥の無害化により,構造用部材の信頼性向上・長寿命化を達成することができる。本稿では,高強度鋼,アルミニウム合金,溶接継手およびセラミックである部分安定化ジルコニアの疲労強度に対するピーニングの効果と,表面欠陥の無害化に関する最近の研究成果を解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： 金属材料 ,  高強度鋼 ,  アルミニウム合金 ,  部分安定化ジルコニア ,  セラミック ,  溶接継手 ,  *ピーニング ,  ショットピーニング ,  表面性状 ,  *表面欠陥 ,  無害化 ,  *疲れ強さ ,  *構造材料 ,  寿命延長 ,  残留応力 ,  亀裂発生 ,  疲れ亀裂成長 ,  応力拡大係数
準シソーラス用語： 疲労強さ ,  信頼性向上 ,  長寿命化 ,  圧縮残留応力 ,  疲れ亀裂発生

分類 (3件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O) ,  組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (25件)：

• ばねの許容欠陥寸法に関する研究委員会, ばねの許容欠陥寸法に関する研究委員会報告, ばね論文集 2008(53)(2008) 57-66.
• 高橋 宏治,天野 利彦,花折 和也,安藤 柱,高橋 文雄, き裂状表面欠陥を有する高強度鋼のショットピーニングによる疲労限度向上と表面欠陥の無害化, 材料 58(12)(2009) 1030-1036.
• 岡田 秀樹,丹下 彰,安藤 柱, ショットピーニング方法の違いによる材料硬さと残留応力分布と降伏応力の関係, 圧力技術 41(5)(2003) 233-242.
• 中川 真樹子,高橋 宏治,長田 俊郎,岡田 秀樹,古池 仁暢, ショットピーニングによる高強度鋼における表面欠陥の無害化(き裂形状の影響), ばね論文集 2014(59)(2014) 13-18.
• 高橋 宏治,天野 利彦,宮本 貴正,安藤 柱,高橋 文雄,丹下 彰,岡田 秀樹,小野 芳樹, 人工表面欠陥を有するばね鋼のショットピーニングによる疲労強度向上, ばね論文集 2007(52)(2007) 9-13.

タイトルに関連する用語 (4件)： ピーニング ,  表面欠陥 ,  疲労強度 ,  無害化