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J-GLOBAL ID：202002265288439515   整理番号：20A0848646

凍結融解作用によるRCはりの損傷と損傷後の静的破壊挙動の解析的評価

FROST DAMAGE OF REINFORCED CONCRETE BEAMS AND ANALYTICAL EVALUATION OF ITS STATIC FAILURE BEHAVIOR

著者 (3件)： 金澤健 (北海学園大学 工学部社会環境工学科) ,  佐藤靖彦 (早稲田大学 創造理工学部社会環境工学科) ,  高橋良輔 (秋田大学 大学院理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 75  号： 4  ページ： 293-307(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC要素の凍結融解試験から,コンクリートに蓄積する膨張ひずみの大きさが鉄筋に対する方向に大きく依存し,その結果,RC要素に力学的異方性が生じることを明らかにした.本研究では,この力学的異方性を膨張ひずみにより考慮した材料構成則を構築し,3次元非線形有限要素解析(非線形FEM)に用いることで,凍結融解作用を受けたRCはりの静的破壊挙動の再現を試みた.非線形FEMでは,RCはりの膨張の異方性を,熱水分移動方程式を解くことで評価した.さらに,この膨張ひずみを初期ひずみとして考慮し,構築した材料構成則に組み入れ,力学的異方性を表現可能な解析手法を構築した.最終的に,本解析手法が,損傷域にばらつきを有するRCはりの荷重-変位関係のみならず,非損傷RCはりとは異なる破壊形式をも再現可能であることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *凍結融解 ,  *梁 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  破壊モード ,  数値解析 ,  破壊力学 ,  歪 ,  凍上 ,  有限要素法 ,  三次元
準シソーラス用語： *RC梁 ,  破壊解析 ,  膨張ひずみ

著者キーワード (4件)： frost damage ,  reinforced concrete beam ,  anisotropic damage ,  finite element analysis

分類 (2件)： 雪氷工学,寒中工事  (RC03000S) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (45件)：

• 1) 三田村浩,佐藤京,本田幸一,松井繁之:道路橋RC床版上面の凍害劣化と疲労寿命への影響,構造工学論文集 A, Vol. 55, pp. 420-1431, 2009.
• 2) 水田真紀,野々村佳哲,三原慎弘,島多昭典,太田哲司:凍害と塩害で複合劣化したRC構造部材の維持管理指標,建設マネジメント問題に関する研究発表・討論会講演集,Vol. 32, pp. 29-32, 2014.
• 3) 国土交通省道路局 国道・防災課:橋梁定期点検要領,2014.
• 4) 国土交通省道路局 国道・防災課:道路トンネル定期点検要領,2014.
• 5) 朝日新聞:老朽橋・トンネル 進む撤去,2017年7月17日付朝刊

タイトルに関連する用語 (5件)： RCはり ,  損傷 ,  破壊挙動 ,  解析 ,  評価