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J-GLOBAL ID：202102270915234978   整理番号：21A2225376

超音波分離技術の深化 超音波照射を利用した結晶多形制御の展開

著者 (2件)： 池勇樹 (早稲田大 大学院先進理工学研究科) ,  平沢泉 (早稲田大 大学院先進理工学研究科)
資料名： 分離技術
巻： 51  号： 4  ページ： 228-234  発行年： 2021年07月31日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・凝集の抑制等による結晶製品の品質の向上,核化の誘導・促進を目指した超音波晶析法であるが,超音波誘導核化機構については未解明。
・L-アルギニン塩酸塩の冷却晶析で,超音波を短時間のみ照射し超音波照射後の一次核化促進を検討し,多形毎の核化確率の解析モデルを提示し,超音波誘導核化の機構を提示。
・超音波照射後の核化促進作用は長時間の経過により低下し,このタイミングが気泡の減少挙動と同じであることから,気泡が不均一核化を引き起こす核化サイトである可能性と提唱。

シソーラス用語： *超音波照射 ,  *結晶化 ,  *核形成 ,  数学モデル ,  気泡 ,  多形 ,  塩 ,  超音波応用
準シソーラス用語： *不均一核形成 ,  塩酸塩

分類 (2件)： 晶析  (XD02070T) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

物質索引 (1件)： L-アルギニン酸

引用文献 (23件)：

• 超音波便覧編集委員会編,′′超音波便覧′′,初版,丸善株式会社(1999),pp.305-312.
• 分離技術会編,′′分離技術シリーズ34 分離技術への超音波の応用展開′′,分離技術会(2020),pp.1-59.
• Nathalie Lyczko, Fabienne Espitalier, Olivier Louisnard and Jacques Schwartzentruber, ′′Effect of ultrasound on the induction time and the metastable zone widths of potassium sulphate′′, Chemical Engineering Journal, 86(3), pp.2002, 233-241.
• Silvia Nalesso, Madeleine J. Bussemaker, Richard P. Sear, Mark Hodnett and Judy Lee, ′′Development of Sodium Chloride Crystal Size during Antisolvent Crystallization under Different Sonication Modes′′, Crystal Growth & Design, 19(1), 2019, pp.141-49.
• Masahiro Kurotani, Etsuko Miyasaka, Satomi Ebihara and Izumi Hirasawa, ′′Effect of ultrasonic irradiation on the behavior of primary nucleation of amino acids in supersaturated solutions′′, Journal of Crystal Growth, 311(9), 2009, pp.2714-721.

タイトルに関連する用語 (4件)： 超音波 ,  超音波照射 ,  結晶多形 ,  展開