抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現場で問題が発生すると,運用でカバーしてしまうことが有りがちであるが,様々な悪影響がある。本特集では,いくつかの事例を分析して,それによりどのような悪影響が出ているのかを理解して,それを回避する方法を検討し,最後に将来を展望する。第4章では,将来展望を示す。第3章までで,「運用でカバー」を回避する方法を示した。しかし,運用業務への要求は,極めて高度な客観化を前提としたものに変化している。これに対するために,エンジニアリングにより「手運用」から「大量運用」へ変えていく必要がある。生産工学では,現場の主観にとらわれずに,客観的に見るために「データに語らせる」ことを重視している。また,生産ラインの複雑な関連を,人が理解しやすい形で表現すること「構造化」という。運用の現場においても,業務の「客観化」と「構造化」を意識することが重要であり,これが「運用現場の効率化」につながり,結果として「エンジニアリング」へと発展していく。ここでは,セキュリティと付加価値の観点から,「運用の未来」について検討し,「運用エンジニアリング」への展望を示す。