研究者
J-GLOBAL ID:200901021724838010   更新日: 2022年06月29日

大上 正美

オオガミ マサミ | Ogami Masami
所属機関・部署:
職名: 教授
研究分野 (5件): アジア史、アフリカ史 ,  文学一般 ,  中国文学 ,  日本文学 ,  哲学、倫理学
競争的資金等の研究課題 (4件):
  • (2)江淹や庾信をはじめとする六朝後期の文学者たちの苦渋に満ちた生涯と美文との関わりについてどのように考えてゆけばよいか、表現(文学)に即した研究方法を模索する。
  • 苛酷な時代を生きる嵆康・阮籍・陶淵明・謝霊運・庾信などの六朝文学者がどのようにして表現を必要としたか、その契機と文学の到達を明らかにして、彼らにとって文学とは何であったかを考える。そのありようは個々の文学者にあって様相を異にするが、その違いを通してこそ、六朝文学の全体像と基軸となる「言志」の精神が見えてくるはずである。
  • 中国六朝文学と「言志」
  • (1)圧倒的な政治権力の前で生の危機にさらされながら、表現次元へと自己を押し上げていった嵆康・阮籍の姿を、個々の作品に即して追う。
MISC (8件):
  • 「西順蔵<嵆康論>から文学研究へ(上)」. 青山学院大学総合研究所人文学系研究センター研究成果報告論集『古典詩歌の方法』(青山学院大学総合研究所). 2004. 35-56
  • 大上 正美. 「陶淵明を読むこと、研究すること」. 『國學院中國學會報』(國學院大學中國學會). 2004. 50. 71-86
  • 「言志の文学-阮籍と嵆康」. 『大東文化大学漢学会誌』(大東文化大学漢学会). 2002. 41. 278-295
  • 「中国文学研究から見た高橋和巳(三)」. 青山学院大学総合研究所人文学系研究センター研究叢書 『古典に見る「文学と政治」の諸相』(青山学院大学総合研究所). 2001. 16. 69-75
  • 「擾されず逼られず-嵆康「難自然好学論」-」. 『日本中国学会報』(日本中国学会). 2001. 59-71
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書籍 (5件):
  • 『陶淵明 詩と酒と田園』
    東方書店 2006
  • 『言志と縁情-私の中国古典文学-』
    創文社 2004
  • 『史記の事典』
    大修館書店 2002
  • 『阮籍・嵆康の文学』
    創文社 2000
  • 『中国古典詩聚花・思索と詠懐』
    小学館 1985
講演・口頭発表等 (2件):
  • 西順蔵<嵆康論>をめぐる問題
    (中国文化学会平成13年度例会(単独) 2002)
  • 陶淵明と<日付を刻む>ことの意味-「言志」性の一端
    (全国漢文教育学会平成13年度大会(単独) 2001)
Works (5件):
  • 「美は現実を切りひらくか」(『東方』(東方書店))
    2010 -
  • 「曹植の対自性-〈黄初四年の上奏文〉を読む-」(『狩野直禎先生傘寿記念 三国志論集』(三国志学会))
    2008 -
  • 「仮構の力-曹植の文学への問い-」(『創文』(創文社))
    2007 -
  • 「政治権力と隠者-隠者と阮籍嵆康」(『月刊しにか』(大修館書店))
    2003 -
  • 「日付を刻む-陶淵明小論」(『中国読書人の政治と文学』(林田慎之助博士古稀記念論集編集委員会編)(創文社))
    2002 -
学歴 (4件):
  • 筑波大学 文学部 文学科漢文学専攻
  • 筑波大学 文学研究科 中国古典学専攻
  • 筑波大学
  • 筑波大学
学位 (1件):
  • 博士(文学) (京都大学)
経歴 (2件):
  • 東京工業高等専門学校 助教授
  • 東京都立千歳高等学校 教諭
所属学会 (4件):
中国文化学会 ,  六朝学術学会 ,  全国漢文教育学会 ,  日本中国学会
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