研究者
J-GLOBAL ID:200901059014511990
更新日: 2024年02月14日
廣木 一人
ヒロキ カズヒト | Hiroki Kazuhito
所属機関・部署:
職名:
教授
競争的資金等の研究課題 (2件):
- 2006 - 文学作品がどのような環境の中で、どのような担い手によって成立して行ったかを、南北朝前後期を中心に探求することを課題とする。主として東山周辺の下層民と花の下連歌師との関係、連歌史における時衆登場の意味、天神講を含めた北野天満宮と連歌との関わりなどの考察に重点を置く。これらはまた、芸能と密接に結びつくために猿楽者、琵琶法師、雑芸能者、さらには同朋衆などの問題も視野に入れる。
- 2006 - 発生から蕉風俳諧成立までの連歌展開史の解明を主軸に置いている。連歌は、和歌、中世以降は芸能と密接な関わりを持つので、それらも視野に入れている。また文学が社会のあり方と無関係に成り立つことはあり得ないとの考えから、政治・社会・経済等と文学との関連にも関心を持ち、特に連歌が寄合の文芸であるということから、惣・一揆・宮座・講との関わりや、座敷・会所など興行の場の考察にも研究の重点を置く。
MISC (53件):
-
「連歌という文芸の形-分句のことなど-」. 『国語と国文学』((株)ぎょうせい). 2010. 87. 2
-
松本麻子, 山本啓介, 一戸裕司, 杉山和也, 園部真奈美, 迫田剣之介. 「『知連抄』注釈II」. 『緑岡詞林』(青山学院大学院生の会). 2010. 34
-
「中世連歌の近世」. 『日本文学』. 2010. 59. 7
-
松本麻子, 山本啓介, 一戸裕司, 杉山和也, 嘉村雅江, 園部真奈美, 大谷 大. 「『知連抄』注釈I」. 『緑岡詞林』(青山学院大学院生の会). 2009. 33
-
「連歌発句で当季を詠むということ-一二月題という当座性」. 『青山語文』(青山学院大学日本文学会). 2009. 39
もっと見る
書籍 (21件):
-
『連歌辞典』
東京堂出版 2010
-
『連歌入門 ことばと心を紡ぐ文芸』
三弥井書店 2010
-
(編著)『新撰菟玖波集 第九巻』
三弥井書店 2009
-
『ギリシア劇と能の再生』
水声社 2009
-
(編著)『文芸会席作法書集』
風間書房 2008
もっと見る
講演・口頭発表等 (6件):
-
伝宗祗著連歌執筆作法書二種のことなど
(俳文学会東京例会(単独) 2004)
-
連歌執筆作法をめぐって-会席の文芸としての連歌-
(和歌文学会6月例会(単独) 2004)
-
(シンポジウム)「筑波の道」〈連歌の発生〉の再検証-発生期の連歌をめぐる諸問題-
(俳文学会東京研究例会(共同) 2002)
-
永享五年北野万句をめぐって
(東京都俳文学研究会例会第291回(単独) 1996)
-
続歌と連歌を隔てたもの-当座性をめぐって-
(和歌文学会12月例会(単独) 1994)
もっと見る
Works (33件):
-
「《座談会》十七世紀の文学」(『文学』)
2010 -
-
(新著紹介)「佐伯真一著『建礼門院という悲劇』」(『青山学報』(青山学院本部広報室))
2010 -
-
「『新撰菟玖波集全釈 第九巻』附録第六号」(三弥井書店)
2009 -
-
「【座談会】徒然草とその時代」(『レポート笠間』)
2008 -
-
「(書評)戸田勝久『武野紹鴎 茶と文芸』」(『茶道文化』)
2007 -
もっと見る
学歴 (5件):
- 青山学院大学 文学部 フランス文学科
- 青山学院大学 文学研究科 日本文学・日本語専攻博士課程退学
- 青山学院大学 文学研究科 日本文学・日本語専攻
- 青山学院大学
- 青山学院大学
学位 (1件):
経歴 (1件):
受賞 (2件):
- 2005 - 青山学院学術褒賞『連歌史試論』(新典社)(学校法人青山学院)
- 2005 - 文部科学大臣賞「芭蕉祭」(文部科学賞)
所属学会 (4件):
能楽学会
, 俳文学会
, 和歌文学会
, 中世文学会
前のページに戻る