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J-GLOBAL ID:200902202943724907   整理番号:09A0757478

香川県で発生したオンシジウム白絹病と病原菌Sclerotium rolfsii Saccardoの性状および菌糸体和合性

Description and mycelial compatibility of oncidium southern blight pathogen, Sclerotium rolfsii Saccardo found in Kagawa Prefecture
著者 (5件):
資料名:
号: 43  ページ: 7-12  発行年: 2008年12月25日 
JST資料番号: F0414A  ISSN: 0386-0515  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2001年7月香川県の温室で鉢植え栽培中の Oncidium sphacelatum に株枯性病害を認めた。初め,葉や偽球茎の基部に不整形病斑が現れ,病斑は次第に上に拡がり,黄色~褐色となり,株全体が腐敗・枯死した。病斑部には白色気中菌糸と褐色顆粒状菌核が生じた。この菌核を分離,次亜塩素酸ナリウムで1分間殺菌し,素寒天培地で培養した。伸長した単菌糸をPDA培地に移植し,更に培養と,コロニー状の分離菌株をを得た。菌株は30°Cで最も生育が速く,胞子や完全世代の形成は認められなかった。病徴は含菌寒天切片接種で全て認められ,原病徴が再現された。病斑部からは接種菌と同一の菌が再分離された。病徴,菌核から分離した菌株OS1のコロニーや菌糸,菌核の観察から,本菌を Sclerotium rolfsi と同定した。菌株OS1とMAFF238055,MAFF328229,MAFF328243の境界線が観察されず,同一MCG(和合性)と判定した。菌株OS1は他の香川県産,東京都産,茨城県産と同一のMCGであった。
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分類 (2件):
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菌類による植物病害  ,  花き・花木 
引用文献 (12件):
  • Domsch, K. H., W. Gams and T. H. Anderson (1993): Compendium of soil fungi. Vol.1. IHW-Verlag, Eching, Germany: 125-129.
  • 江尻光一 (1989): オンシジウム属. 世界有用植物事典 (堀田満ら編), 平凡社, 東京: 739.
  • Mordue J. E. M.(1974): Corticium rolfsii. CMI Descriptions of pathogenic fungi and bacteria No.410, Kew, Surrey, U. K.
  • Nalim, F. A., J. L. Starr, K. E. Woodard, S. Segner and N. P. Keller (1995): Mycelial compatibility groups in Texas peanut field populations of Sclerotium rolfsii. Phytopathology 85: 1507-1512.
  • 岡部郁子 (2002): わが国における白絹病菌の遺伝的変異. 農環研報21: 1-39.
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